「ダメならダメで」自由に臨んだオーディション

──まずは、オファーを受けたときの心境をお聞かせください。

今回の役は、オーディションで選んでいただいています。ですので、オーディションのお話をいただいてから原作漫画を読んで、いただいた何ページかの台本を読んで、オーディションに行きました。

城定(秀夫)監督とは映画「愛なのに」に続いて、ご一緒するのが2作目。私が監督だったら、この間自分の作品に出たばかりの子を使いたくないなと思って(笑)。だからこそ「ダメならダメで」という思いもあって、オーディションでは自分が思うあおい役を自由に、楽しんで演じた記憶があります。

──城定監督と後々、そういう思いでオーディションに臨んでいたという話はしましたか?

今作の出演が決まった段階で、「愛なのに」の本読みがあったので、「『女子高生に殺されたい』でも、よろしくお願いします」とお話させていただいて。そのときに城定監督は「ちゃんとお芝居を見て決めたんで、大丈夫ですよ」と励ましてくださいました(笑)。

──あおい役は、どのような思いで演じましたか?

漫画原作の作品をやったことがなかったので、演じる前からビジュアルとして一つ完成されたものがある状態が初めての経験で、すごく楽しかったです。

最初に原作を読んだときに自分が演じているビジョンが浮かんで。「絶対できるじゃん」と思っていました(笑)。背丈の感じも猫背の感じもビジュアル面は再現できそうだな、と。

特に「原作をなぞった役作りを」という指示はありませんでしたが、さまざまなキャラクターが出てくる中でも、私は一番原作に寄せていると思います。姿勢や表情は参考にして演じていました。

──参考にということは、何度も原作を見直して…という感じですか?

というより、あおいが出てくるコマ、絵をすごくよく見るようにしていました。