質疑応答では、又吉さんに「これまで接してきた中で“喜劇王”に近い芸人は?」という質問が。これに「喜劇王という意味では、もちろんエノケンさんと並べることはできませんが、相方の綾部祐二という男がおりまして」と話し出したところで場内から笑い声が起こります。
ピース・又吉直樹 身近な喜劇王は相方・綾部祐二!?
「彼とはコントや漫才だけではなく、演劇をやる機会もあったんですけど、僕が1人でしゃべるシーンでお客さんが僕のほうを見ていない気がして。あとでVTRを見たら、セリフのない綾部が後ろで余計な芝居をしていた。そういう『俺を見ろ、俺が主役だ』みたいなマインドは部分的に通じる」とアメリカを拠点に活動中の綾部祐二さんの名前を挙げました。

今作は、普段、大劇場の舞台に立つことが多い市村さんがシアタークリエという緊密な空間で公演を行うことも一つの話題に。
小劇場での思い出を聞かれた市村さんは「僕はもともと舞台芸術出身なので、小さい小屋(劇場)が好きなんですよ。ただ、小さい小屋だと顔の圧がスゴすぎるのかお客さんが引くんです(笑)。ただ、今回は引くとか引かないとかの問題ではなく、ガンガンやる芝居。シアタークリエという空間の中で、我々のガスがうねる中にお客さんを置きたい」と力を込めました。

<音楽劇『エノケン』公演情報>
【東京公演】10月7日(火)~26日(日)日比谷シアタークリエ
【大阪公演】11月1日(土)~9日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【佐賀公演】11月15日(土)・16日(日)鳥栖市民文化会館 大ホール
【愛知公演】11月22日(土)~24日(月・祝)名古屋文理大学文化フォーラム 大ホール
【川越公演】11月28日(金)~30日(日)ウェスタ川越 大ホール
公式サイト:https://enoken-stage.jp/