難しかったシーンについて本田さんは、第3話でなつ美が、翌日には仕事へ行ってしまう瀧昌に「寂しい」と号泣する場面を挙げました。「本番では、それまでと全然違う感情が出てきました。役としても、本田響矢としても乗り越えなきゃいけなかったシーンです。なつ美さんの悲しみを正面から受けたあの瞬間は難しかった」と振り返り。

平野監督は「番組にそぐわないという点で、戸塚(純貴)くんのところですね」と、瀧昌の友人・坂井嘉治役の戸塚さんのコミカルな登場シーンが難しかったと挙げると、会場には笑い声が。

『波うららかに、めおと日和』第1話より (C)フジテレビ

第1話で、なつ美と瀧昌が恥ずかしくてお互いを名前で呼べずドギマギしているなか、甘味処を営む坂井は「おはぎ、はぎはぎ〜」と陽気に“おはぎの歌”を歌い、視聴者の爆笑をさらいました。

平野監督は「あんなに面白くなると思わなかった」と言いつつ、面白さの塩梅に苦労したそう。本田さんも「爆笑してしまうくらい笑ってしまった」と笑顔で振り返りました。

本田響矢 撮影で笑いを堪えたら…太ももにアザが!?

平野監督は、第8話で坂井が瀧昌の船に女装姿でおはぎを納品に来たシーンにも言及。

「せっかく久しぶりに出てきたから、おはぎの歌を歌ってもらったけど、カットしたんですよ。そうしたら、こないだ(戸塚さんから)『どうしてカットしたんだ!』って苦情が来まして(苦笑)。でもなつ美、瀧昌、坂井の3人の間合いがすごく良かった」と撮影秘話を明かしました。

そして歌といえば、なつ美がたまに歌う鼻歌や、なつ美の父・篤三(高橋努)が瀧昌と飲んで上機嫌になり「たき、たき〜」と歌った“たきの歌”も話題に。

平野監督は「この世に存在しない歌を歌って」とお願いしたそうですが、なつ美の場合は、当時の歌謡曲を歌う場面もあったのだとか。篤三については「無茶苦茶でしたね、あの人(笑)」と、強面とチャーミングな表情のギャップを称賛。

この篤三の場面、本田さんはリハーサルではかなり笑いを堪えていたそうで「もうダメでしたね(笑)。僕、すぐツボに入っちゃうので」とニコニコ。

本田さんは撮影で笑いに耐えなければいけないとき、太ももをつねって堪えているそうで、「家に帰ってお風呂に入ろうとしたら、左ももにアザができてて」と、まさに体を張って挑んでいたことを明かしました。

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