ここからは、観客から平野監督や本田さんらへの質問タイムに。「キュンキュンしすぎてNGになったり、笑ってしまったシーンは?」と聞かれると、平野監督は「第9話の(瀧昌がなつ美を)抱っこして膝に座らせるシーン」と回答。

『波うららかに、めおと日和』第9話より (C)フジテレビ

「台本を作る段階で、どうしたらなつ美が瀧昌の膝に座れるか(自然な流れを)考えるところから始めました。打ち合わせで、“酔った勢いで思いっきりいっちゃおう”って」と、スタッフたちで話し合ってこの“キュン”が生まれたと明かしました。

平野監督は、キュンを演じるにも思いきりが必要だと言いますが、「意外とこの人たち(芳根さん、本田さん)はこなしちゃうんですよ。2人が『こうしよう』ってコソコソ話し合って、どうですかって見せてくれることがあるんですけど、(いいアイデアで)ちょっと腹が立つ(笑)。思い切ってやってくれたので感謝しています」と述べました。

本田さんも、平野監督の演出を受けて演じたものを、完成映像として見ると「本当に良くなって、思っていた以上のものになっている」と感激したそうです。

本田響矢の発言に、平野眞監督「いいこと言った!」

続いての質問は「お気に入りシーンは?」。

本田さんは、第2話でなつ美と瀧昌が新婚旅行先の旅館で、大きな月を背景に接吻をするシーンを挙げて「2人の距離もグッと近づきました」と振り返りました。

『波うららかに、めおと日和』第2話より (C)フジテレビ

現実で見るより大きな月も話題となりましたが、平野監督は「ウソみたいな月じゃないですか?わざとやってますからね。思いっきりやったほうがいいと思ったので」と言及。本田さんが「これ、月が小さかったらちょっと寂しい…」とつぶやくと、平野監督は「いいこと言った!」と反応して笑いを誘いました。

本田さんは、このシーンについて「今でも鮮明に覚えています。まだ現場にも慣れていない状態で、“これから頑張っていこう”と走り出してすぐだったので。浴衣を着てお風呂上がりの髪型で、2人で寝室で過ごすのはドキドキしました」と回想。

平野監督が「この頃、まだ2人はあまり仲良くなった。でも、このぎこちなさが可愛いじゃないですか。逆を言うと残念なんですが」とイジると、本田さんは「残念です、自覚しています」と笑いました。

そんな本田さんに、福島さんは「瀧昌は最初、無愛想で感じが悪いので、嫌なやつと思われたら…と怖かったんですが、本田さんがもともと持っている柔らかさなのか、そういう感じがなくてすごいなと思いました」と感嘆しました。

<相関図などドラマの基本情報は、番組公式サイトをチェック!>
<最新放送回は、TVerFODで無料配信中!>