反町隆史さん&杉野遥亮さんがW主演を務める、『オクラ~迷宮入り事件捜査~』は、人情味あふれる昭和刑事とクールな令和刑事が、長期にわたって未解決となっている実質“オクラ(お蔵入り)”状態の事件に挑むヒューマンミステリーエンターテインメント。

反町さん演じる昭和刑事・飛鷹千寿(ひだか・せんじゅ)と、杉野さん演じる令和刑事・不破利己(ふわ・としき)のジェネレーションギャップバディが、わずかな手がかりを頼りに風化寸前となっていた事件の真相に迫ります。

第5話は、白金ホステス殺人事件の解決編。第4話のラストでは真犯人の存在が判明し、利己がその真犯人らしき人物に襲われたところで終了。フードをかぶった謎の男の正体は、お預け状態になっていました。

利己の元カノを殺害した真犯人は超大物芸能タレントだった!

そして、千寿をはじめオクラメンバーの捜査のかいもあり、真犯人がついに判明!その正体は…袴田吉彦さん演じる大物芸能人でした。

千寿は、2年前に不知火美佳(樋井明日香)が殺害されたホステス殺人事件で、容疑者として浮上していた美佳の元交際相手・新山博一(後藤剛範)が真犯人ではないことを知ります。

同じころ、利己は新山から呼びだされていました。新山は、自らの潔白を主張し、犯行に使われた包丁を利己に渡します。すると突然フードを被った謎の男が現れ、利己に襲いかかります。

意識を失って倒れる利己。フード男は、包丁を拾うと新山にも襲いかかろうとしますが、そこに千寿がかけつけて男は逃走。

その後、千寿は新山を取り逃がしたことにして、隠し部屋へ連行。部屋には、井伏愁(観月ありさ)と美佳の息子・壮太(石塚陸翔)がおり、新山は2年ぶりに息子との再会を果たすことに。

すると新山は、2年前の真相を千寿たちに打ち明けはじめます。2年間真相を明かさなかったのは、何者かから「息子がどうなってもいいのか」と脅されていたからだといい…。

新山自身もフード男の正体がわからなかったため、捜査は難航すると思われましたが、千寿には真犯人の目星がついていました。

壮太が事件当時の真犯人の声を覚えており、その声があるテレビ番組から聞こえてきたのです。

声の主は、人気MCタレントの鴻上正宗(こうがみ・まさむね/袴田吉彦)。しかし、鴻上には事件当日はアリバイがあり…。

鴻上正宗(袴田吉彦)

鴻上は、下は10歳から上は100歳まで幅広い世代に絶大なる人気を誇るMCタレントで、ピークは過ぎたものの今なお高齢者たちからの支持は厚い大物芸能人。

美佳の顧客リストには載っていましたが、2年前の事件当日は生放送番組に出演しており捜査の追及は免れていました。

袴田さんのフジ制作の連続ドラマへの出演は、『競争の番人』(2022年)以来、2年ぶりのこと。火9枠への出演は『謎解きはディナーのあとで』(2011年)以来、約13年ぶりとなります。

※『嗤う淑女』(2024年)は、東海テレビ制作