──原作の漫画はご存じでしたか?
正直言うと、読んでいませんでした。ただ、スタイリストさんや私の周りにいる方にファンが多い作品だったので、タイトルを耳にすることはすごく多かったです。
出演が決まってから漫画を読んだのですが…整が発する言葉や考え方、知識が、心理学をもとにしているからこそ万人をうなずかせることができるもので、すごい作品だなと感じました。
「そうか。そう考えればそんなにイラだつこともないか」と、自分の中になかった考えを知って、納得する瞬間は気持ちがよくて、好きですね。“考えること”のヒントをたくさん与えてくれるところに魅力を感じる作品です。
風呂光の考えていることは「わかるし、愛せる」
──原作や台本を読む中で、風呂光役をやるというのは、すぐにイメージできましたか?
「なんでこれが私?」ということは、意外と思わなかったかもしれないですね。風呂光は堂々と態度や言葉に出さないながらも、揺るぎない“何か”を持っていることが感じられて、その揺るぎないものを軸に、なんとか頑張ろうとしている様に共感ができたので。風呂光なら、(考えていることが)分かるし、愛せるし、疑問なく寄り添うことができると思えました。
──伊藤さんご自身が大切にしてる揺るぎない“何か”がもしあれば、お聞かせください。
私の場合は、「なるべく笑っとく」とか、そんな程度です(笑)。ただ、小さいことでも続けていると、意外とその人間を作っていくんじゃないかなと感じるんですよね。一つひとつの小さいことが積み重なって、人はみんな唯一無二なっていくんだろうな、と。