──原作を読んだ草ヶ谷大輔プロデューサーが「風呂光役は伊藤さんしかいない」と思いキャスティングしたそうですが、オファーを受けたときの心境はいかがでしたか?
私はどちらかというと強気な女性をやらせていただくことが多いので、意外な目の付けどころだなと思いつつ、だからこそ声をかけていただけたことも、頑張る女性を演じさせていただけることもうれしかったです。
風呂光は芯の部分で言うとすごく強い女性ですが物腰が柔らかく、ポンコツなわけではないですが、刑事としてはまだ新人のおどおどした感じがある役。今までに演じたことのないキャラクターを演じさせていただきました。
伊藤沙莉『ミステリと言う勿れ』では「今までで一番控えめな演技をしていると思う」
──オファーを受けるにあたり、迷いはなかったですか?
ないですね。基本的に「ちょっと待ってください!」とマネージャーさんが慌ててしまうくらい、私自身にはNGがないんです。なんでも「やります!」とすぐ言ってしまうので、マネージャーさんがコントロールしてくれないと、パンクするほど受け持ってしまうという癖があります(笑)。
ただ、私、お芝居や公共の場ということは関係なく、もともとリアクションが大きいんです。狙っていなくても、シンプルに反応をしたら変顔になっちゃうということが結構ありまして。そうなると風呂光役が成り立たないので、普段のおちゃらけた雰囲気を引っ込めるのが大変でした。今回、今までで一番控えめの演技をしていると思います。
──そこにつながるのかもしれませんが、菅田将暉さんが「伊藤沙莉さんは、今回が一番綺麗に見えた」とホームページにコメントを出されていましたね。
なんか、そう言ってくれているみたいですね(笑)。うれしいです!ひたむきに見えたのかな。やっぱり、今までどちらかと言うと三枚目の役が多かったので、ギャップが大きかったのかもしれないです。
この前、バラエティ番組の収録で菅田さんにお会いしたのですが、「『ミステリと言う勿れ』でファン増えるんじゃない?」と言われたので…期待しています(笑)。