演説会では、最後の候補者だった里井常務の演説が始まる。そこで里井常務は、立候補を辞退し、平田部長を次期社長に推薦すると発言し、皆を驚かせた。

人見は、プログラムが終わったことを電話で連絡してきた真野に、社長挨拶はなしで演説会を締めるよう告げると、立ち去ろうとしていた茅原を呼び止める。

茅原のアイデアに意見をくれた社員たちもみんな、同じように悩みを抱え、それを解決しようと頑張ったりしながら仕事をしている、と訴える人見。

繋がったままの電話口から聞こえる人見の言葉を聞いた真野は、それを演説会会場につないで流した。

人見(松田元太)は「この会社で働けて良かった」と茅原(杏花)に語りかける

会社にはいろいろな人がいて、時にはぶつかり合うこともあるが、そういう相手と一瞬でも分かり合えたと思えることもあるし、自分の存在を認めてくれるときもある、と茅原に告げる人見。

続けて、自分は会社を離れなければならないが、日の出鉛筆で働けて良かったと思っていると明かす。

そして、茅原が変えたいと思ったことは変えることもできる会社だから、もう一歩踏み出してほしい、と伝えた。人見の言葉に、演説会場にいた社員たちからは拍手が起き…。

日の出鉛筆の社長に就任した平田は、役員会議を終えて里井常務とともにエントランスへと向かう。そこでは人事部の面々が、会社を辞めてウルグアイへと旅立つ人見を見送っていた。

森谷は、ふいにその場から走り出すと、見送りをぜずに社員の相談に乗っていた真野に、自分が代わると申し出る。

「今行かなかったら、絶対後悔します!」という森谷の言葉に、部屋を飛び出す真野。雑踏の中、人見の姿を見つけた真野は、彼に抱きついて別れを告げた。

数ヵ月後。真野は人事部長に昇格。同じ頃、人見は会社を経営するウルグアイの友人の相談に乗っていて…。

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