――共演の皆さんの印象や現場でのエピソードを聞かせてください。まずは親友・ハナ役の久間田さんから。
久間田さんはホラーがとても苦手だそうで、おばけ屋敷に入るシーンで本気で怖がっていたんです。「どんな仕掛けがありますか?」とスタッフさんに何度も尋ねていて、ハナそのものだなと思いました(笑)。霊に憑りつかれたハナがドーナツやクレープをむさぼるように食べるシーンでは、久間田さんがすごく美味しそうに食べていたので、私までお腹が空いてしまいました(笑)。

――なえなのさん演じるユリアは自称・霊能力者で、みこにとって頼もしい存在ですが、合間はどんなふうに過ごしていましたか?
共演シーンはハナほど多くありませんでしたが、美容のことやおすすめのカメラアプリ、最近、流行っているものなどたくさん教えてくださって、久間田さんも含めて3人でずっとガールズトークをしていました。女子高生らしい空気感をもっていて、いつも輪の中心にいてくださった印象です。

教師を演じた京本大我がカッコいい動きで虫退治!
――クールな生徒会長・昭生を演じた山下幸輝さんはどんな人でしたか?
撮影は主に群馬県で行われていたのですが、ひもかわうどんという幅の広いうどんが名物で、私を含め、キャストもスタッフさんも何度も食べに行っていたんです。
あるとき、山下さんと群馬の美味しい食べものの話になって、私が「ひもかわうどんを食べました」って言ったら、山下さんが「きもかわうどん!?」と驚かれていて、皆で大笑いしたことを覚えています(笑)。

――謎を秘めた臨時担任教師・遠野を演じた京本さんの印象を聞かせてください。
京本さんは役柄と同じように“先生”という感じで、私の好きなアニメ作品についていろいろと教えてくださいました。そして、虫がすごく苦手らしくて、季節柄、大量発生した虫をすごくカッコいい俊敏な動きで避けていました(笑)。

――“中村組”はどのような現場でしたか?
中村監督はカットがかかるたびに私たちのところまで走ってきて、腰を屈めながら「ここはこういうシーンだから」と丁寧に説明してくださったり、「もっと(リアクションを)抑えていい」とアドバイスしてくださったり、演者にとても寄りそってくださる方でした。