──撮影現場ではどのように過ごしていましたか?

池﨑:まめちゃんとは、JO1とINI、お互いのグループについて話すことが多かったです。それがきっかけですごく仲良くなりました。

豆原:そうだね。

池﨑:「今こういう状況で悩んでいるんだけど」っていう話をして、アドバイスをもらって。事務所の先輩後輩ですが、そういう話をする機会はあまり多くないので、うれしかったです。

豆原:しかも、同世代で、11人組の男性グループで、オーディションから始まったというほぼ同じ境遇のグループってJO1とINIしかいないから。グループのことはたくさん話しましたね。

あとは、僕はJO1で最年少、理人はINIで下から2番目の年下だから、下からグループを見ているというか、目線も似ているので、話が盛り上がりましたし、仲が深まりました。

アクションに魅了された豆原一成&池﨑理人「もっとやりたい!」

──豆原さんからもらったアドバイスで心に残っている言葉はありますか?

池﨑:今の僕ら、個性がありすぎてまとまらないことがあるんです。そういうときにどう向き合えばいいかと相談したら、「そういう時期でしょう」と返ってきました。

テキトーに聞こえるかもしれないですけど(笑)、でも、確かに時期はあるなと納得できて。11人もいたら、そりゃまとまらないこともあるし、それが一つの強みにもなると思えました。

「そういう時期を経て、JO1はいい感じだからきっと大丈夫」と言ってくれた言葉が心に残っています。

豆原:そんなことを言っておきながら、JO1もまとまらなくて苦労することもあるんですけど(笑)。

池﨑:そういう時期でしょう(笑)。

──今作はアクションシーンも魅力の一つですが、撮影はいかがでしたか?

池﨑:すごく楽しかったです。小さい頃から仮面ライダーとか、ヒーローに憧れていますから。アクションができたのはうれしかったです。

でも、実際演じてみると難しかったですね。どうやったらキレイに殴っているように、殴られているように見えるかというところが。まめちゃんは圧巻でしたけど!

豆原:いやいや、そんなことない(笑)。でも、アクション自体はすごく楽しかったし、もっとやりたいなと思いました。ワイヤーを使ったやつとか。

池﨑:いいね!

──アクションをカッコよく見せるために、事前に準備したことはありますか?

豆原:撮影前に稽古をしました。

池﨑:ケンカをしているときって疲れているので、呼吸から練習するんですよね。それが面白かったなぁ。疲れた呼吸をすると、本当に疲れた気になってくるし。

豆原:そうそう。本当に体が痛いような気がしてくるんだよね。

池﨑:体を騙(だま)すというか。そういう小さな部分を作りこむことでアクションに迫力も出て、すごいなと思いました。

──ダンスで培ったものがアクションに活かされるということもあるのでしょうか?

池﨑:アクションも振り付けのように流れを覚えるのが一つ大事な要素なので、その点ではダンスをやっていてよかったなと思いました。

ただ、アクションは緊張感が…ダンスをするときとの空気感はまったく違います。

豆原:ケガをしないようにしなきゃいけないからね。だから、普段と使っている筋肉が違うだろうし、筋肉痛になったし。

池﨑:ダンスより筋肉痛になったね。