大隈のクリニックを訪れた興玉と小夢を出迎えたのは、数年前から公私ともに大隈のパートナーとなった犬塚真澄(関めぐみ)。
2人を追い返そうとする犬塚だが、秘書であり大隈の元パートナーである八代路子(原日出子)が大隈の元へと案内する。
大隈(吉田鋼太郎)は大国主神!しかし、もう長く生きられないといい…
ベッドに横たわり、チューブに繋がれた大隈を見て驚く興玉。容体は悪く、もう長くは生きられないという。
大隈は怪我や病気を治す能力を持つ大国主神(おおくにぬしのかみ)だった。
大隈から話を聞いている最中、芹田からピンクのサプリの分析結果が届く。そこにはなんと「人魚」の成分が入っていた。
大隈は「今回の人生を間違えた」と語り出す。一つ前の人生で大隈はある女性と大恋愛をしたが、病気になり若くして命を落としたという大隈。今回の人生では結婚しないと決めていたが、路子と出会って内縁関係に。
そこに2年前、犬塚が現れた。一つ前の人生で愛した女性にそっくりだった犬塚を愛してしまった大隈は「死後、財産と病院を路子に譲る」と遺言を書いて犬塚と新たな人生を歩み始めた。
2人は幸せに暮らしていたが、大隈が余命宣告を受けると犬塚は一変、とある美容研究に憑りつかれるようになってしまったという。
それは「八百比丘尼(やおびくに)の伝説(…人魚の肉を食べると不老不死になる)」という研究だった。