昨年12月6日に急逝した中山美穂さんを偲ぶ「中山美穂 お別れの会 ミポリン ありがとう~あなたの物語は終わらない~」が4月22日、東京国際フォーラムで行われ、約800名の著名人、関係者、約1万人のファンが美穂さんと最後のお別れをしました。
永瀬正敏、吉田栄作、藤原紀香らが美穂さんを偲んで…
中山さんの遺作となった『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(2025年/フジテレビ)に主演した香取慎吾さんは、「今日は明るくお別れを言いにきたつもりだったんですけど、ここに来て改めて、ぐっと悲しみが押し寄せてしまっています」とコメント。
美穂さんとは「ドラマで何度も共演させていただいて、この間も共演できるはずだったんですけど、お会いすることができなくて。若いころに共演したときに一番印象的だったのは『仕事ももちろん大切だけど、いろんな国を知ったほうがいい。いろんな国へ旅行に行っていろんなものを見て、それがたくさんの経験になるから』って。そのことを今日も思い出しました」と故人とのエピソードを振り返りました。

今日、美穂さんの遺影にどんな言葉をかけたのかを問われると、「ありがとうございます、と。教えていただいたことももちろんですし、自分ももっともっと頑張らなくてはと告げました」と話しました。
松平健さんは「2年前に舞台『西遊記』で初めてご一緒させていただいて、すごく真面目な方でした」と回想し、「本当に残念です」と肩を落としました。

片岡愛之助さんと藤原紀香さんは夫婦で参列。愛之助さんは舞台『西遊記』で美穂さんと共演した際のエピソードを明かし、藤原さんは瞳を真っ赤にしながら美穂さんとの思い出を振り返りました。

今年1月に放送された『家政婦のミタゾノ』(テレビ朝日)で美穂さんの同級生役を演じた吉田栄作さんは「昨年の12月に訃報が飛び込んできて、頭の中が真っ白になり、時間が止まったままです。妹さんもおっしゃっていましたが、今日、来たくなかった」と神妙な表情。
続けて「共演数は僕が一番多かったんじゃないかな。最後に共演できて『また必ず会おうね』って言っていたんですけど」と話しました。

石田純一さんは「昔から美人薄命っていいますけど、最期までおきれいなトップスターだった」と美穂さんを悼み、しみじみとコメント。

鶴田真由さんは「デビューしてまもなく『誰かが彼女を愛してる』(1992年/フジテレビ)で共演しました」といい、「すごく物静かだけど、内に強いものを秘めた神秘的な女優さん。私はまだ声をかけられるような立場ではなかったんですけど、憧れの思いをもって見ていたのを思い出します」と美穂さんの印象を振り返りました。

『ママはアイドル!』(1987年/TBS)で美穂さんと共演した永瀬正敏さんは「10代、20代、30代のころは仲間と一緒にほぼ毎日会う仲でした。背中を押してくれたこともあるし、お別れはしていません。『またね』って言いました」と瞳をうるませながらコメント。

美穂さんと同期デビューの森口博子さんは「同じ時代を生きてきた仲間。当時はFAXで文通していて『心は健康ですか?頑張り過ぎないで』とメッセージをもらいました」と涙を流しました。

ドラマ『な・ま・い・き盛り』(1986年/フジテレビ)で美穂さんとW主演を務めた中村繁之さんは「デビューが一緒なので今年40周年なんです。去年のちょうど今ごろに電話がかかってきて、1時間くらいしゃべったんですけど、40周年だから何か一緒にしたいねみたいな話をしました」と回想。

続けて「僕が座っていた席から祭壇の小さな電気が見えて、(美穂さんの)手のところがキラキラと光って、ダイヤモンドみたいできれいだった」と盟友を偲びました。
主な参列者:畑野ひろ子、永瀬正敏、中村繁之、キム・ジェウク、松本明子、松平健、片岡愛之助、藤原紀香、紫吹淳、谷原章介、石田ゆり子、藤あや子、鶴田真由、豊川悦司、吉田栄作、竹中直人、加藤和也、別所哲也、井川遥、北川悦吏子、上地雄輔、西島秀俊、YOU、岡田浩暉、浜崎貴司、森口博子、石田純一、徳井義実、香取慎吾(順不同)