RUIさん・TAIKIさん・KANONさん・edhiii boiさんが初挑戦したドラマでの演技の感想を明かし、SKY-HIさんと堤幸彦監督が、4人の魅力について語りました。
FODで配信されるドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン〜GOTH〜』は、沖縄の高校生たちの抗争や友情、成長を描く“青春バカ×ミステリー×アクション=チャンプルードラマ”。
SKY-HIさんが企画し、監督はSKY-HIさんたっての希望で堤幸彦さんが務め、SKY-HI さん率いるBMSGに所属する10代のRUIさん、TAIKIさん、KANONさんがドラマ初出演にしてトリプル主演に挑みます。
そして同事務所所属のラッパー・edhiii boi(エディボーイ)さんも出演し、沖縄の繁華街・愛称「コザ」を舞台に青春群像劇という枠では収まりきらない、コメディあり、ミステリーあり、アクションありの、まさに“チャンプルードラマ”が繰り広げられます。
めざましmediaでは、RUIさん、TAIKIさん、KANONさん、edhiii boiさん、そしてSKY-HIさん、堤監督の6人にインタビュー。2021年から企画を温めていたというSKY-HIさんの思い、堤監督から見た4人の才能、初のドラマ出演の感想などを聞きました。
<RUI ・TAIKI ・KANON ・edhiii boi・堤幸彦・SKYーHIインタビュー>
左から)SKY-HI、KANON、TAIKI、RUI、edhiii boi、堤幸彦
――まずは、本作の成り立ちについて教えてください。
SKY-HI:2021年にBMSGの最初のTRAINEE(トレイニー/研修生)としてRUIが所属して、その後デビューするedhiii boiやTAIKIが2022年に所属しました。その3人と『14th Syndrome』という楽曲の制作とMV撮影をしたあたりで、「青少年ドタバタものを作りたいな」と思っていたんです。
その後に、KANONが所属したタイミングで「これはいよいよ本気でやらなくては」と思い、『池袋ウエストゲートパーク』(2000年/TBS)が大好きなこともあり、「堤監督みたいな方がいれば」と思っていたんですが、ついに堤監督にたどり着いたかたちになりました(笑)。青少年の無軌道さといった、「リアルを切り取ったフィクション」を作れたらうれしいなと思いオファーし、ご快諾いただきました。
堤:かつては、無軌道な青春ドラマをいくつかやっていまして。
SKY-HI:(笑)
堤:その頃からすると、すっかり東京はきれいな街になりました。最初に日髙(SKY-HI)さんからお話をもらったときに、「このきれいに見える無菌状態の東京で何ができるか」と悩んでいたんですが、ある日突然に「沖縄のコザだったら狙い通りのものが撮れるんじゃないか」と思いまして。
いろいろ矛盾もはらみながらも、映像的には本当に魅力的なコザに「この4人を置きたい」というアイディアが降ってきて、僕から逆提案させてもらいました。「全編オール沖縄ロケで、1日も帰らずにできないだろうか」と(笑)。
SKY-HI:42泊(笑)!

――堤監督から見た、俳優としての4人はいかがでしたか?
堤:彼らの映像やMVもたくさん拝見しましたが、この4人はアーティストとしては10代ながらも相当に高いレベルだと思いました。役者としてのデビューって人生で1回しかないんですよ。後から見ると「恥ずかしいな」と思うかもしれないけれど、彼らのその瞬間に立ち会えたというだけでも光栄だなと思っています。
4人:(頭をペコリと下げて)ありがとうございます。
堤:初演技ということで、とても不安な様子でしたが、僕的にはアーティストと俳優ってリズム感とか度胸といったものが同じだと思っていて。それに、黙っていても「この年齢でしか出せない光」みたいなものが演技を通して出てくるんです。僕としては1点の不安もなかったですね。
彼らはセリフが覚えられるか、リクエストに応えられるか、といった不安はあったかと思うけれど、僕は最初から「一切心配しないでいい」と言っています。それは沖縄という環境がなせるわざでもあり、彼らを応援すべく“ナイスな魑魅魍魎たち”が相当数集まった楽しい作品になりましたので。
SKY-HI:もう、百鬼夜行ですよ(笑)。
堤:いろんなことがない交ぜになっていますが、沖縄という誇るべき場所で、10代のこの時期にしか撮れないものが撮れたドラマだということを、ぜひ視聴者の方にも味わっていただきたいと思っています。

42日間におよぶ全編オール沖縄ロケに挑んだ4人。インタビュー後半では、それぞれの役柄について、本作の見どころのひとつでもあるラップバトルやライブシーンについて聞きました。