<神山智洋 コメント>

――地上波連続ドラマ単独初主演となります。

WEST.としては2014年にデビューして、今年は11年目になります。去年は10周年を盛大に祝ったわけですが、今年はそれ以上の年にしたいという気持ちが、自分の中にありました。そんななかで、またみなさんに見ていただける作品に参加できるということが、何よりうれしかったですね。そして、Travis Japanの中村海人くんとバディを組むというのもうれしい。

土曜の夜にゆっくり見ていただける、飯テロになるようなドラマが作れたらと思っています。

――『ミッドナイト屋台〜ラ・ボンノォ〜』は、どんなドラマですか?

僕が演じるスゴ腕シェフ・遠海翔太と、中村海人くんが演じる僧侶・方丈輝元が、寺の境内で屋台を開業するんです。そして、料理を通してお客さまの心を解きほぐしたり、大切な記憶を蘇
らせたりと、非常にあたたかいドラマになっていると思います。

また、味覚を失った翔太と鋭い味覚を持つ輝元は、性格などあらゆる部分が真逆の二人。そんな彼らが協力し合うという、デコボコ感も魅力ですね。海人くんと一緒に仕事をしたことは何度もありますが、ドラマでの共演は初めて。

翔太と輝元同様、僕と海人くんもキャラが結構違うので、共演していても、とても楽しいですね。

左から)方丈輝元(中村海人)、遠海翔太(神山智洋)

――神山さんと翔太に、似ている部分や異なる部分はありますか?

口数は多くないので、そこは似ているかもしれません。その一方で、仕事に対する思いは少し異なるような気もします。料理への情熱を持ちつつプレッシャーも感じている翔太ですが、僕はアイドルという仕事を100パーセント楽しんでいるので、そこは違うかもしれませんね。

ただ、シェフが味覚を失うというのは、僕にとって耳の調子が悪くなるようなもの。そう考えると心が折れそうになるのも理解できます。

――このドラマの見どころを教えてください。

翔太は、フレンチのシェフなんですが、輝元が看板に「何でも作ります」と書いたことから、お客さまの要望に合わせて、さまざまな料理を作ることになります。料理を通して、お客さまの辛い思いを浄化させたり、大切なことを思い出させたりするところが見どころだと思います。

また、味覚を失って、料理と距離を置いていた翔太が、輝元と出会うことでもう一度料理と、そして過去の自分と向き合うことになります。輝元がきっかけで、翔太が変わっていく様子に も注目してもらいたいですね。