潘めぐみさん、花江夏樹さんが、声優の魅力について語りました。
潘さんは、2011年にアニメ『HUNTER×HUNTER』の主人公・ゴン=フリークス役で声優デビュー。その後、『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアプリンセス役、『【推しの子】』の有馬かな役など、多くの人気作品に出演しています。
花江さんは、2011年にデビュー後、『四月は君の嘘』の有馬公生役、『東京喰種トーキョーグール』の金木研/佐々木琲世役、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役などさまざまなキャラクターの声を担当。個人でYouTubeチャンネルも開設し、活動の幅を広げています。
現在、アニメ『この恋で鼻血を止めて』で共演している潘さんと花江さんにインタビュー。アフレコ時のルーティンや声優という仕事の魅力について聞きました。
潘めぐみにとってアフレコ時の必需品は?花江夏樹がアフレコの日に必ずやること
──お2人は、アフレコをする際のルーティンはありますか?
潘:ないんですよね。ルーティン化しちゃうと、何か一つできないことがあったときに、メンタルが揺らいでしまいがちなので。だから、ルーティンは作らずに生きています。
──では、必需品などはありますか?
潘:現場にあってほしいものは、水と3色ボールペン。これがあれば落ち着いてアフレコに臨めますね。あ、台本も!家でセリフとかを確認して、書き込みした台本を忘れたときは本当に焦ります(笑)。
──3色ボールペンの色にこだわりはありますか?
潘:青、赤、黒とか普通に売っているものがいいですね。そこにシャーペンもついていて、4色だとうれしいです。でも、今私が使っているのは…赤、青、緑、黒、シャーペンの5色でした!実は、一番使い勝手がよくて。もしインクが切れていても、どれかしらは使えるはずですしね(笑)。

──花江さんは、アフレコ時のルーティンはありますか?
花江:僕もルーティンはないです。でも、朝起きて歯を磨くときに舌を磨きます。絶対に舌ブラシを使わないと、アフレコで「なんか滑舌よくできないな」という感覚になることが多くて。
潘:えっ!?
──舌を磨くと、滑舌が変わるんですか?
花江:自分の中では結構違うんです。
潘:心持ちなのかな。ゴシゴシ磨くの?
花江:そんなにちゃんと磨くとダメなんだって。
潘:塩梅が難しい!
花江:舌のことも考えないと。刺激を与えすぎるのは良くないらしいんですよ。
潘:なんでも“過ぎる”のはよくないからね。
花江:そうそう。それでいろいろ試して、いいものを見つけたんです。最初はブラシを使っていたんですけど、お手入れのしやすさを考えて、最終的にステンレスのスプーンみたいなクリーナーを使っています。
それで軽く汚れを落とすんですけど、奥まで磨こうとするとやっぱりオエッてなっちゃうんですよ。でも奥まで磨きたいから、我慢していて。そのオエッてなる瞬間が、人生で一番不幸な時間だな、と(笑)。
潘:胃カメラを感じるね(笑)。
花江:できるだけ、不幸な時間を感じないように毎日頑張ってます(笑)。