CM制作会社で働く並川幹太(伊野尾慧)となつめ(伊原六花)は、公私ともに支え合うパートナーで、誰もがうらやむ仲良し夫婦。

しかし、出会って5年、結婚して3年がたち、なつめは幹太の“行き過ぎた溺愛”に、ひそかに不満を抱いていた。

そんな妻の心の内など知るよしもない幹太は、ある日、なつめのスマホに届いた“ヤマっち”という人物からのメッセージを見てしまう。

それは、自分がロケで帰りが遅くなる日に2人がホテルで会う約束をしている内容で、夫婦円満だと思っていた幹太は、なつめが不倫をしているかもしれないと大きなショックを受ける。

翌日、毎朝恒例の“いってらっしゃいのキス”を避けられた幹太は、いよいよ心穏やかではいられなくなり、なつめに事実を確かめようと決意。

ところがその矢先、先に家を出たなつめが交通事故に遭い、命を落としてしまう。

その夜、あまりに突然の出来事に、1人残された幹太はぼうぜん自失。夫婦の幸せな思い出が詰まった部屋で涙を流すが、時計が11時22分を指したその瞬間、部屋が謎の光に包まれ、目の前に死んだはずのなつめが現れる。

しかも、再会したなつめの話では、交通事故で死んだのは幹太だといい…。