町中華マニアの真骨頂

2軒目に到着したのは、学芸大学のお隣、祐天寺駅から徒歩3分の「三久飯店」。1968年創業、常に行列が絶えないという人気店です。

近藤真彦:
失礼します、あ、こんにちは!お願いします!お世話になります!
ビシッと挨拶を決めると、流れるように注文に入りますが、メニューを見る際に…

近藤真彦:
あ〜…メガネ。老眼。いや本当だよ。
"還暦あるある"の老眼も、カメラの前で隠そうとしません。


注文を終えると、「石油ストーブがあるよ」と店内のレトロな雰囲気に目を向けます。
テーブル上に置かれた昔ながらの調味料セットを見て、「こういうのがいいんですよ」と、町中華ならではの雰囲気を楽しんでいる様子です。


まず登場したのは「三久メン」(1000円)。一口すすり…。
近藤真彦:
麺もちもち。おいしい。タンメンと違いますね。
店主:
そうなんですよ!五目タンメンっていう言い方が近いですかね。
町中華を愛すると言うだけあって、一口すすっただけで特徴を言い当てます。


さらに、エビたっぷりの「エビチャーハン」(1150円)、町中華ならではのキクラゲなど野菜がたっぷり入った「ソース焼きそば」(850円)も堪能。
そして当然、「餃子(6個)」(550円)も、やはり一口目は何もつけずにいただきます。


近藤真彦:
焦げ目がパリパリな感じだよね。で、皮は薄め。皮に少し味があるの。
最近、ここのパリパリ感をなくしてるお店が多くなってる気がするんだけど、俺はあった方が好きで…。
一品一品、町中華好きならではの目線で食リポをこなしました。
マッチが語る、町中華への愛
なぜ、町中華にここまでほれ込むのか?そこには近藤さん流の美学がありました。

近藤真彦:
よく働く人が来る憩いの場だよね。「うめえ」「味濃い」って言って「これがたまんないんだ」っていうのが、町中華のよさじゃないかって思う。
町中華に来て「うまい!」って思う人は思いっきり普段働いている人だと思うね。
ってことは俺ずっとうまいって思ってるってことは、一生懸命働いているってことなの(笑)

一生懸命働いて、メシをいっぱい食らって、「うまい!」と感じる…これこそが近藤さんが町中華を愛してやまない理由だそうです。

最後にディレクターが、一番気になっていたことを聞いてみました。
ディレクター:
僕の(近藤さんの)イメージが今日覆ったというか…
近藤真彦:
(笑)「カッコよくなきゃマッチじゃない」みたいな発想だったわけでしょ。
ディレクター:
おっしゃる通りです。
近藤真彦:
そんなことないんですよ。カッコつけてるように見える?
ディレクター:
見えないです…もうちょっとカッコつけてもいいのかなって(笑)
近藤真彦:
アハハハハ(笑)


町中華への愛を通じて、素顔の魅力が垣間見えた近藤さん。
これからも近藤さんの“町中華愛”に、注目が集まりそうです。
(『ノンストップ!』 2025年3月10日放送より)