神奈川県相模原市のショッピングセンターで開催されたミニコンサートで、美しい歌声を披露していたのは、演歌歌手の水森かおりさん(51)。デビュー30周年の記念曲『大阪恋しずく』の発売を記念した今回のイベントには200人以上の観客が集まり、水森さんの歌声に酔いしれました。

そんな水森さんが今回『ノンストップ!』のインタビューで、これまで公にしてこなかった"歌手生命の危機"について、初めてカメラの前で語りました。"自分の思うように歌えない"危機に直面しても、奮闘する水森さんの思いに迫ります。

“ご当地ソングの女王” 紅白歌合戦に22年連続出場

『鳥取砂丘』や『熊野古道』などのヒット曲で知られ、NHK紅白歌合戦に22年連続で出場している水森さん。最近では『千鳥の鬼レンチャン』などのバラエティー番組にも出演。また2025年4月公開予定の映画『パリピ孔明 THE MOVIE』では本人役で登場するなど、多忙な日々を送っています。

水森かおり:
今 45都道府県 164曲のご当地ソングを歌わせていただいて、27カ所の観光大使も務めさせていただいています。


水森さんと言えば、“ご当地ソングの女王”と呼ばれるほど、数多くのご当地にまつわる歌を歌ってきました。

水森かおり:
最初2002年に『東尋坊』という歌がありまして、2003年『鳥取砂丘』、2004年『釧路湿原』と、ご当地ソングが続いたんですね。「次はどういう歌ですか?」じゃなく、「次はどこですか?」って聞かれるようになったんですよ。そういうふうに待ってくださってるんだって思って。そこらへんからちょっと土地を意識した曲作りになっていったんです。

地方自治体などからご当地ソングの依頼があることも。その際には、その土地の勉強が欠かせないといいます。

水森かおり:
その土地にお邪魔する、お世話になるっていうことなので、自分なりにですけど、ここはどういう歴史で今こうなってとか、どういうお国言葉があってとか、食べ物にしても、ただただ知りたいっていうか。知らないでお邪魔するのと、知ってお邪魔するのとではなんか違うような気がするので。本当、自分の自己満足なんですけど。

“ご当地ソングの女王”と呼ばれていることについては…。

水森かおり:
そんなとんでもない!だって女王ですよ!やばくないですか?女王って。すごい称号じゃないですか。何、女王って?と思う自分で。とんでもないです…でもうれしいです。

必須アイテムは老眼鏡!謎のペットボトルの中身は…

ご当地に赴く機会も多いという水森さん。普段持ち歩くカバンの中身を見せてもらうと、中からはスマホや…最近では手放せないという老眼鏡が出てきました。

水森かおり:
視力が良かったから、老眼が早く来ちゃいました。携帯とか台本を見るとき、絶対必要(笑)

スタッフ:
携帯の文字は大きくしないんですか?

水森かおり:
それは…意地でしてないです(笑)

さらに、なにやら茶色い液体が入ったボトルが出てきました。

水森かおり:
アメスイ(笑)  カリンの のど飴、普通に売っている飴をお水に入れて溶かして飲んでいます。そうするとスースーするんですよ、のどが。市販のノド飴をただ水にぶち込んでるだけです。

この“アメスイ”は、水森さんが歌う前に必ず飲んでいるステージドリンクだということで、今回密着したコンサートでも補給していました。 

カメラの前でも常に明るく、ステージでは堂々とした歌声を披露した水森さん。しかし、過去には「歌うことがつらかった」と思うほどの異変が、あったといいます。今回、『ノンストップ!』のカメラの前で、初めて知られざる"歌手生命の危機"について語りました。