別の日、一平は家中を掃除し、「やっぱり俺にとって、この家族はニセモノだった。俺は出て行くから、ホンモノの家族同士、この家で勝手に仲良くやってくれ。みんなのことはすぐ忘れる。もう会わない」という小原正助(志尊淳)たちへの置き手紙を残して出て行く。

一平が向かったのは、真壁の演説会場だった。

長谷川(堺正章)のパワハラ動画は真壁(安田顕)が用意したものだった!

真壁はそこで、腐れ縁の友人がいること、彼が生徒会長選挙で掲げた公約のこと、そして彼が同性婚やこども食堂、待機児童問題などに取り組んできたことを踏まえて「まちの在り方を住民主体で決められる社会は夢物語ではないことを友人は身をもって教えてくれた」と結んだ。

遠くから真壁の姿を見つめていた一平は、涙を堪え…。

そんな一平の前に現れたのは、退院したばかりの正助だった。

正助は、ひまり(増田梨沙)と朝陽(千葉惣二朗)が作ったという「大森一平」という選挙用のたすきを手渡すと、「みんなわかっているから、何も心配しないで『泣いた赤鬼』の“青鬼”役を最後までやりきってほしい」と声をかける。

実は長谷川のパワハラ映像などは、すべて真壁が用意したものだった。

 

 

真壁は、自分がもっと地盤を固めて力を持ってから勝負に出るつもりだった、と一平に打ち明け、そのために心の底から信頼できる日本一最高な仲間がほしかった、と続ける。

真壁の夢は「みんなが一番好きな自分でいられるまち」を作ること。一平を政治の世界に巻き込み、区長選への出馬を提案したのも真壁だった。