女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
9月10日(金)の放送では、「知って役立つ行動経済学」「鼻につく周りの言動」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、虻川美穂子、婦人公論元編集長の三木哲男が話し合った。
「知って役立つ行動経済学」というテーマでは、「お金を貯めたいとは思っているが、コンビニのお菓子など、つい衝動買いをしてしまう」という20代女性のお悩みが紹介された。
千秋は「買うときにはモノの墓場まで考える。欲しかった物を衝動的に買うことはあっても、欲しくもない物を買うことはしない」とキッパリ。
しかし、視聴者の意見を募る「せきらら投票」で「衝動買いしてしまう気持ちを理解できるか?」と問いかけると、「理解できる=82%」「理解できない=18%」という圧倒的な結果に。虻川も竹山も「わかる!」と同意し、番組公式SNSにも「衝動買いしちゃう!」という声が殺到した。
東北学院大学准教授の佐々木周作先生によると、無駄遣いを控えるために有効なのが「コミットメント」という方法。具体的には、「周囲に無駄遣いをしないと宣言する」「お金を取り出しにくい場所に置く」などの対策をすると良いそうだ。
「スマホゲームにハマってしまい、課金がやめられない」という20代男性に対しては、千秋が「お金は楽しい時間のために使うものだから、1ヵ月に課金はいくらと決めるとよい」とアドバイスを。
SNSにも「呼吸をするように課金してしまう」などの悩みが寄せられたが、佐々木先生は課金がやめられないのは「自分が費やした時間やお金が無駄になると感じる心理=サンクコスト・バイアス」が原因だと指摘した。
「夫は家事に協力的だが、新しい家事や育児はやってくれない。どうしたらいいのか?」という40代女性のエピソードも紹介された。
竹山は「夫に新しいエプロンを買ってあげるとか?」と提案したが、千秋と虻川は「なぜそこまで甘やかさなければいけないのか?」「妻は家事をやっても何も買ってもらえないのに!」と猛反発!
佐々木先生によると、よくわからないことから逃げようとする「認知的負荷の回避」が夫の心理に働いているのが原因だそうで、やってもらいたい家事や育児の詳細な手順を事前に提示すると、新しいことにも取り組みやすくなるのだという。
「7万円のバッグを買いたいが、妻に怒られずに買う方法は?」という40代男性の相談も登場。
千秋は「本当は14万円だけど、セールで7万だから今欲しいと主張すれば許せるかも」とアドバイスしたが、佐々木先生によるとそれは「参照点をずらす」という「行動経済学」に基づいた考え方に沿った解決策だという。
例えば、45分遅刻をすることがわかっているときにも「1時間遅刻する」と相手に伝えれば、「早く到着した」というポジティブな印象を与えることが可能に。SNSには「行動経済学面白い!」「知らないうちにやってしまっている」など、驚きの声が届いた。
美容室で「この後どうするんですか?」と言われたら、モヤモヤする?
「鼻につく周りの言動」というテーマでは、「美容室で『この後どうするんですか?』と聞かれたから『直帰』と答えたら、引かれた」というSNSで話題の投稿が紹介された。
千秋も虻川も「詮索されるのはイヤ」「あなたにそこまで教える必要はない」と主張したが、「せきらら投票」で「美容師に予定を聞かれるのはモヤモヤするか?」と問いかけると「モヤモヤする=40%」「モヤモヤしない=60%」という結果に。
千秋は「自意識過剰だった?」と苦笑したが、「美容室を出た後に何か予定があるならきちんとセットしてくれる」という美容師側の事情を知ると、納得した様子だった。
「初デートで映画に行ったが、彼がエンドロールを見ずに席を立ってしまった」「友達とお茶をしていたら、目の前で電話に出て次の予定を入れていた」という、30代女性のモヤモヤエピソードも登場した。
「エンドロール問題」では、虻川と三上アナが「モヤモヤするまでは行かなくても、自分とは違うタイプなんだなとは思う」と冷静な意見を。
「一緒にいるのに次の予定を入れる問題」では、竹山が「ランチタイムに夕方の予定を入れるならアリでは?」と主張したが、千秋&虻川は「悲しくなる」と反論し、SNSにも「辛い」「傷つく」などの意見が多数見られた。