「俺たち、別れよう」――。仕事も財力も失った自分は花倉まどか(山下美月)の重荷になるだけだ、と自ら別れを切り出した天堂昴(永瀬廉)。


翌日、ショックを引きずるまどかは会社でも終始浮かない顔で、2人の間に何かあったことを察知した成田理人(小関裕太)は、あることを思いつく。


その日の夜、空腹に耐えかねた昴が買い物に出かけようと部屋を出ると、買い物袋を抱えたまどかと成田が帰宅。

2人がまどかの部屋へ入っていくのを見た昴は衝撃を受けるが、しばらくすると、成田があるものを持って部屋を訪ねてくる。

一方、東雲香織(筒井真理子)の秘書となり、子ども服部門のメンバーはおろか、20年来の大切な親友をも裏切ってしまった草壁友也(西畑大吾)は、怒るどころか「友也の選択は間違ってない」と言ってくれた昴の気持ちがずっと胸に引っかかり、苦しんでいた。

するとそこへ、本社を訪れていた父・雅也(大西武志)が通りかかり、友也はかつて自分が描き溜めていたデザイン画を手渡される。

そこには、昴との楽しい思い出がたくさん詰まっていて、なかでも昴のこだわりが詰まったブランドロゴを目にした友也は、昴のある言葉を思い出し、やがて、その目からはみるみる涙があふれ出し…。