<役どころ紹介>
渡部篤郎さんが演じるのは、朱羅のかつての上司・多聞真(たもん・まこと/51歳)。
元・救急科科長で、若かりし日の朱羅の指導に当たっていました。今やヤクザですらも黙らせるスーパー救命医の朱羅ですが、決して生まれながらの天才ではなく、血のにじむような努力と研鑽(けんさん)を重ねて今に至ります。
そこには、いつも師匠である多聞の姿が。しかし4年前、多聞は紛争地への医療派遣事業に従事するため海外へ渡航してしまいます。救急科に残された朱羅は、多聞の意思を継ぎ孤軍奮闘。離れていても、多聞とは深い絆でつながっていると信じていましたが…。
松本若菜さんと渡部さんは、連続ドラマW『だから殺せなかった』(2022年/WOWOW)で共演していますが、今回地上波ドラマでは初タッグとなります。

片平なぎささんが演じるのは、医療法人帝釈会・理事長の阿含百合(あごん・ゆり/65歳)。
今は経営に従事し、国際帝釈病院の新設に向けて奔走中。なにやら暗躍していそうな雰囲気が…。
片平さんは、今作の原作者・こしのりょうさん原作の連ドラ『Ns’あおい』(2006年/フジテレビ)にも出演しています。

鈴木浩介さんが演じるのは、外科科長・金剛又吉(こんごう・またよし/52歳)。
救急科科長の大黒修二(だいこく・しゅうじ/50歳)のことをばかにしており、救急科を“お荷物”呼ばわりして見下しています。帝釈総合病院院長・不動勝治(ふどう・かつはる/61歳)に目をつけられている大黒とは対照的に、不動にうまく取り入り、出世街道をひた走りますが…。
鈴木さんも、片平さん同様、こしのりょうさん原作の連ドラ『Ns’あおい』に出演。フジ連ドラへの出演は『スタンドUPスタート』(2023年)以来、2年ぶりとなります。

佐野史郎さんが演じるのは、帝釈総合病院院長・不動勝治。
朱羅の身勝手な行動を問題視しており、救急科を目の敵にします。「救急科は、赤字続きで当院のお荷物」と公言し、「杏野(朱羅)先生は、次に勝手なまねをすれば懲戒解雇。大黒救急科科長は指導力不足としてヒラに降格」と警告。
不動が執拗(しつよう)に救急科をマークするのは理由があるようで…。

田辺誠一さんが演じるのは、朱羅の直属の上司である救急科科長の大黒修二。
出世欲の塊で、家族を犠牲にしてでも上司に媚(こ)びへつらうザ・中間管理職。そのため、妻や子どもからは冷たく扱われています。
救急科は赤字続きの“お荷物”セクションであるうえ、「重症患者は、ほかの病院へ回す」という院長の方針に背いて、朱羅が勝手に急患を受け入れてしまう現状も相まって、出世の道に黄色信号が点灯中。
「監督不行き届き」の汚名を返上しようと、朱羅のことを執拗(しつよう)に指導しますが…。
田辺さんは、『アライブ がん専門医のカルテ』(2020年)以来、5年ぶりにフジ連ドラに出演します。

小雪さんが演じるのは、アメリカ帰りの形成外科医・六道ナオミ(りくどう・なおみ/44歳)。
ナオミは10歳のとき、母親の仕事の都合で渡米。アメリカで育ち、その後アメリカの病院で勤務。考え方や価値観がアメリカナイズされており、長時間労働を強いられる日本の医療現場には懐疑的です。
ワークライフバランスを大切にしており、仕事へのスタンスが真逆の朱羅とは…。

荒川良々さんが演じるのは、東王大学病院・心臓血管外科医師の梵天太郎(ぼんてん・たろう/51歳)。
成功率99%を誇るゴッドハンドとして知られますが、ある人物に対して劣等感を抱き続けており…。
荒川さんは、木曜劇場には『Chef~三ツ星の給食~』(2016年)以来、9年ぶりの出演となります。

『Dr.アシュラ』は、4月16日(水)スタート(初回15分拡大)!毎週水曜22時より、フジテレビで放送されます。