ハートフルに至るまでの、藤堂さんへのボロカスぶり、コメディ部分が最高!
いや、今回の第7話は、そんなこんなの、どんな角度から見たってあるはずがない、藤堂さんの、“良いところ”をみんなで探せ!!な、回、なのです(これはマジ)。
で、その、あらすじはというと…。SBO作戦室に、藤堂の中学生の娘・絢音ちゃん(住田萌乃)が突然現れ、その流れで職場見学をしていると、案の定、藤堂さんの仕事っぷりがイマイチなもんだから、ボロカスに言って去ってしまいます。
心配する華が追いかけて事情を聞いてみると、どうやら母が再婚することになり、自分の“名前(苗字)”が変わってしまうことを報告しに来たんだとか…。
このあらすじから想像できる…繊細な時期である中学生の少女が、母の再婚で別の父親を迎える…その心情の機微を、いつもの『バントマン』らしく、丁寧に掬(すく)いとっていくハートフルが描かれていく…ってのは当然なんですが、今回はそこに至るまでの、藤堂さんへのボロカスぶり、コメディ部分が最高!
特に、SBO部全員でマジな感じで、藤堂さんの“良いところ”を探そう!会議をするんですが、そのやりとりが、本気にひどくて、藤堂さんのあまりの良いところのなさに、いたたまれない気持ちになる…んだけど、だけどだけど、ちょっと待って!?藤堂さんってさ…藤堂さんって、“良いところ”がない!からいいじゃん!!!っていう、とてつもなく強引な結論で、SBO部も僕も納得して次に進む(いやだけど、藤堂さんって、良いところない!こそが、アイデンティティだよね…愛すべき、良いところのなさ!だよね)…けど、そこはさすがの『バントマン』。
部員を招集した張本人である櫻田社長(坂東彌十郎)から、なぜ藤堂さんをSBOへ入れたのか…藤堂さんの真の、“良いところ”を、みんなが納得する形で示してくれます。
そして、浮気で離婚して好感度が地に落ちている、藤堂さんの、パパとしての、男らしさが発揮される…かもしれない物語にもなっているので、そこは感動必至!?
さて、藤堂さんの真の“良いところ”とは何か!?でもって藤堂さんのパパとしての威厳は保たれるのか。最後の最後まで、え!?藤堂さん、マジでやばくない?って冷や冷やするんけど、その先に待ち受けているものとは…乞うご期待!!
で、藤堂さんと並行して描かれる、今回のミッションってのもちゃんとあって、それが影が薄すぎて、名前すら覚えてもらえない、営業部の派遣社員・杉田さんのエピソード。
これが、名前すら覚えてもらえない派遣社員の鬱屈を描く?!のかと思いきや、これも意外や意外、藤堂さんの娘さんの“名前”とリンクして、心温まるハートフルに着地するので、その意外性あふれるミッションも、見逃せません!!