<役どころ紹介>

 

 

小泉今日子さんが演じるのは、テレビ局のドラマ制作部に所属し、ヒットシリーズを担当するゼネラルプロデューサー・吉野千明(よしの・ちあき/59歳)。

性格は明るく、世話好きの姉御肌で誰からも好かれる反面、かなりの毒舌家で、和平(中井貴一)から“元ヤンキー”と言われるほど、ガラが悪くなることも。

恋愛経験は豊富だが、結婚は二の次で、仕事に強いプライドを持っています。和平をはじめとした、近隣の長倉家の個性的な面々と出会い、彼らと正面からぶつかり合いながらも新たな暮らしを手にしていきます。

和平とは、話せばすぐに口論になるなど、ケンカが絶えませんが、なぜだかウマが合うという不思議な関係を保っています。

中井貴一さんが演じるのは、鎌倉市観光推進課課長兼秘書課課長のちに観光推進課部長を経て、定年後の現在も観光課で“指導監”という役職で働いている、長倉和平(ながくら・わへい/63歳)。

性格は生真面目な堅物で理屈っぽく、なにかと説教臭い。また、自分にも他人にも厳しい質(たち)で、なかなか羽目を外すことが出来ない性格。両親を早くに亡くし、一家の大黒柱としての責任感から実直に生きてきたため、口うるさくもあるが、長倉家の長男としては立派で頼もしい長男。

好みのタイプからはつれなくされるのに、なぜか未亡人にばかり好意を寄せられるという、かなり特殊な女難体質。千明と出会って以来、久しぶりの“恋の感触”に触れ続けています。

坂口憲二さんが演じるのは、長倉家の次男で、万理子(内田有紀)の双子の弟である、長倉真平(ながくら・しんぺい/48歳)。

自宅を改装しオープンした「カフェナガクラ」の店長であり、千明の元カレ。明朗快活なうえに、料理はもちろん、家事全般をそつなくこなす。子煩悩なしっかり者で、兄の和平(中井貴一)とは心を許せる親友のような間柄。実は深刻な病を抱えている。

これまでは、常に自分の感情を押し殺すように生きてきたが、2014年に晴れて和平の職場の部下と結婚しています。

内田有紀さんが演じるのは、長倉家の次女で、真平(坂口憲二)の双子の姉である、長倉万理子(ながくら・まりこ/48歳)。

極度の人見知りで、人の何気ない言葉に深く傷ついてしまう繊細な心の持ち主。性格は意外とお茶目かつ観察力が鋭く、ファッションが奇抜で凝り性。千明という存在に、万年恋こがれており、千明にその個性を買われ、現在は千明専属の脚本家をしています。

飯島直子さんが演じるのは、長倉家の長女(和平の妹)で専業主婦の水谷典子(みずたに・のりこ/58歳)。

性格は超マイペースで自己中心的。他人の話はまったく聞かず、物事を深く考えずノリと勢いに任せて生きています。口が軽く、余計なことを話す割に肝心なことはなぜか言わない問題児。息子はすでに独立しており、夫のことはすでに無関心。アプリの隙間バイトをしながら、自由気ままに今を生きており、女性としてのポテンシャルは高いと思っています。