12月2日(水)、「日本ネーミング大賞 2020」の授賞式に、爆笑問題の太田光と妻で事務所の社長でもある太田光代が登壇した。
記念すべき第一回目の授賞式を終え、記者による質疑応答に夫婦揃って参加し、夫婦漫才さながらの掛け合いを見せた。
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何かを体から取っていく、それで小さくなっていくのが田中
――審査委員長、特別顧問を務めた感想は?
光:審査委員長と聞いて責任重大だと思って、フタを開けたら特別顧問(の光代)の方が全然権力が上だった。
光代:私は本来裏方ですが、このところ心配なことが多くて(笑)、あえて前に出て見張るという役目をやらせていただきました。
光:審査委員長の審査委員ですからね。
――ネーミングを今まで気にしたことは?
光:例えば「爆笑問題」というネーミングをした当時は横文字のグループ名が多かったけれど、その中で目立つにはどうしたらいいのか。「爆笑」って自分で言ってしまうのはハードルが上がるんですけれど、それぐらいの覚悟を決めて。でも、いまだに言われます「爆笑問題で爆笑したことがないのが問題だ」とかね。
光代:私はネーミングについては意識している方かもしれませんね。そんな中で結婚したら同じような名前になってしまいました。なので、主人の手紙を妻として代筆するときに、「光」の代筆という意味合いで「光」に「代」を付けると私の名前になってしまうので代筆ができないんですよね。
――光代さんの名前の中に光さんの名前が入っています、なかなかそういうご夫婦は珍しいですよね?
光:生まれたのはこっち(光代)が先ですけれどね。
光代:(光は)坂本龍馬が好きなので、「龍馬の奥さんが『お龍』だから同じ感じだね」なんて仲が良かったころは言っていたんですけれども、よくよく考えてみたら私の方が字が多いので、私が龍馬で彼がお龍ですね。
光:たしかに。でも、林家ぺー・パー夫妻みたいなね。
光代:そこは本名じゃないから。
――相方の田中(裕二)さんは今日は何をしているんですか?
光:田中は今は麻雀やってるんじゃないですかね。田中は流行に敏感な男ですからコロナに夫婦で感染して、今は回復してね。あいつは病気をする度にそれをネタにして、“片タマ”になったときや扁桃腺を取ったとき(※)も散々そのネタで稼がせてもらって。とにかく何かを体から取っていく、それで小さくなってんのかなって。
(※)2000年に精巣腫瘍のため左の睾丸を摘出、2012年に伝染性単核球症(通称キス病)を患った
光代:扁桃腺を取ったときは遠慮して言えなかったですが、通称“キス病”と言われまして、誰とキスしたんだっていう話になって。今の奥さん(山口もえ)とだったわけですけれども。いつも奥さんからもらって仲がいいなって。
光:コロナは奥さんからもらったのか分からないから。俺が気を使うっていうね、本番ではこっち(光代)の方が危ないですからね。田中みたいなのが罹って回復した、そういう状況をお笑いとしては「大丈夫だよ!」と笑いたいのを、田中は身をもって表現したんじゃないかなって。何かを失って何かを得る、「禍福は糾える縄の如し」(かふくはあざなえるなわのごとし・幸福と不幸は変転するものという意味)ですね。
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