ブレンド抹茶ブランドWACHAが提案する新しいお茶のかたちー伝統文化から未来のウェルネスへ
忙しい現代人のライフスタイルに寄り添う、日本文化を通じたウェルネスの新提案
WACHA(ワチャ)は、伝統的な日本の茶道文化を現代のライフスタイルに合わせて再構築するため、創業者・加藤花代が2024年に立ち上げたウェルネスブランドです。祖父である楽茶碗陶芸家「花仙人」は世界平和への願いを込めて1000個近くの抹茶茶碗を遺作として遺したのですが、「祖父の抹茶茶碗を今後どうするか?」から始まった探索の旅が立ち上げのきっかけでした。
<祖父の花仙人(加藤長一)のお気に入りだった漢詩入りの楽茶碗>
抹茶茶碗は茶の湯の世界のために千利休が生み出した特別な茶碗であることや、茶道業界や日本の伝統文化業界が継承問題など様々な課題を抱える現状を知るにつれ、当初の問いから、「どうすればより多くの方と接点を持ち、興味がない人々でもこの世界に惹きつけることが出来るのだろうか?」「現代人のウェルビーイングを文化で解決できないか?」といった問いへと姿を変え、最終的には「現代人のライフスタイルに最適化された新しい選択肢を創る」という答えがWACHAでした。本ストーリーではWACHAが目指す現代のライフスタイルに寄り添う「新しい茶道」への挑戦と、本格的なブレンド抹茶「3色抹茶」の誕生秘話をご紹介いたします。
<シンガポールの展示会SIGEPにて。その場で抹茶を点てるスタイルを採用>
抹茶と漢方を合わせた「3色抹茶」と自宅での茶道体験をもたらす「茶道セラピー」を通じて心身の健康をサポート
コロナ禍で健康志向が高まる中、心身の健康をサポートする方法として抹茶と漢方の可能性に着目しました。「忙しい日常の中でリラックスする時間が持てない」「心と体を整える簡単な方法を探している」という現代人の課題に応えるためにも、WACHAは誕生しました。
WACHAの提供する「3色抹茶」は、漢方の知識を活用し、体調や気分に応じた3種類のブレンドを開発。さらに、自宅でもお茶を自分のために点てる簡略化した茶道体験「抹茶セラピー」を通じて、誰もが日常的に気軽に心身を整え、日本文化に触れられる価値を提供しています。素材の品質には徹底的にこだわり、サステナブルなパッケージを採用することで、環境への配慮も実現しました。
<抹茶のみならず、食用サボテンやハイビスカス、バタフライピーなど粉末で直に摂取するので、高い栄養価が期待できます>
健康や癒しを求める全ての人に向けて、日本の伝統と現代的なウェルネスを融合させた新しい価値を届けています。
現代人の抱える心身の課題と、自分へのおもてなしである自服を基にした「新しい茶道」への第一歩とは
WACHAのアイデアを形にするために、創業者の加藤花代がまず取り掛かったのは現代人が抱える課題と、茶道業界の課題の両方を深く理解することでした。「多忙な生活の中で心身を整える方法が見つからない」「伝統的な茶道に興味はあるが、敷居が高く感じてしまう」「ライフスタイルの変化で、お茶との接点自体がほとんどない。飲んでもペットボトルのお茶だけ」「そもそもお茶室や茶道具類がなければ、抹茶は飲めないのではないか?」といった声を基に、健康や癒しを提供する商品とサービスの構想を練りました。そして、「抹茶×漢方」というユニークな組み合わせと、自分のためにお茶を点てて飲む茶道の「自服」を組み合わせることで、マインドフルネスに近いカジュアルな茶道で現代のウェルネス市場に新しい価値を提供できると確信し、開発に着手しました。
抹茶と漢方を組み合わせて健康効果と味わいを両立させるため、何百回もの試作の末生まれた「3色抹茶」
最初に手掛けたのは、体調や気分に合わせて選べる「3色抹茶」の開発です。しかし、漢方の知識を抹茶ブレンドに応用することは容易ではありませんでした。健康効果を損なわずに味わいを整えるために、何百回もの試作を繰り返しました。最終的に、抹茶をベースに抗酸化作用のある食用サボテンや桃を配合した「Green Matcha」、バタフライピーをベースに血流促進効果のあるブルベリーやココナッツを配合した「Blue Matcha」、ハイビスカスをベースに、美容ケアや運動パフォーマンスの向上に特化したストロベリーやビーツを加えた「Red Matcha」が完成しました。これらの商品は「健康を意識しながら抹茶を楽しめる」という革新的な提案として、国内外の多くの支持を得ることに成功しました。
<色は鮮やかですが着色料は使用せず。素材本来の色や香りをお楽しみいただけます>
文化体験だけでなく心身のリカバリーとしても機能する、手軽な「抹茶セラピー」
一方で、「抹茶セラピー」の導入に向けては、別の困難が立ちはだかりました。茶道体験を簡略化しつつも、精神性や文化的価値を失わない形にすることが課題でした。加藤自身も日々お茶を点てるなかで、自宅でリラックスしながらも「特別な時間」を感じられる体験内容を設計。最終的には、手軽に抹茶を点てながら、心を整える瞑想を組み込んだMATCHABOXが完成しました。こちらは茶道具類がない初心者でも一通り必要な道具と抹茶が揃っているので、特にこれからお茶を自宅で気軽に試してみたい!といった方向けの茶道具キットとなっています。抹茶を点てる際に一点集中する体験は、特に情報過多で脳が疲れている現代人にとっては、文化体験のみならずリカバリーとしても適した体験となっており、今後はより付加価値を付与した形での普及を考えております。
<茶道キット『抹茶BOX』は名の通り、抹茶入りの小瓶や、茶筅、茶杓、茶碗など、茶道を楽しむためのキットが一式揃っており、箱を包む風呂敷を使えば外出先でも気軽にセットを持ち出し、抹茶をいつでもどこでも楽しめる仕様となっています。道具を揃えるのが面倒な方や、先ずは試してみたいと考えている方に向いているセットです>
自社製造でコスト問題を解決。品質と美味しさへの妥協なき姿勢が国内外で評価される
製品開発中には、資金面での課題もありました。漢方素材や高品質の抹茶はコストが高く、価格設定に悩みました。しかし、「高品質かつ美味しいことが消費者の信頼を生む」との信念から妥協せず、自社の製造拠点で自分自身でブレンドを重ねることで、初期コストをまかなうことができました。この試みは、「健康」と「伝統」の新しい形を支援したいという多くの支援者の共感を呼びました。2024年はOMOTENASHIセレクションを受賞し、シンガポールで開催されたグローバル食品展示会SIGEPへ出展、東京都の女性ベンチャー成長促進事業APTWomen第9期生にも採択され、2025年初頭にはシンガポールプログラムへの参加も果たし、今後は本格的な海外進出も計画しています。
こうしてWACHAは、課題を乗り越えながら、現代人のニーズを深く理解し、伝統文化と健康を結びつけるという強い信念とともに、商品やサービスを形にしています。
風味や品質向上のため、漢方やハーブティーまで研究。改良を重ねた「3色抹茶」を商品化へ
WACHAの「3色抹茶」と「抹茶セラピー」のアイデアが形になりつつあった頃、加藤は大きな壁に直面しました。ブレンド抹茶という過去に存在したことのない商品を、どうすれば他の抹茶と比較しても忖度なく美味しいものに仕上げることができるのか?という点でした。
<抹茶は牛乳なしでもクリーミーな泡立ちを楽しめる貴重なお茶なので、特にきめ細やかな泡立ちの実現にこだわりました>
そこで健康志向の商品としての価値を確立するだけでなく、嗜好品としても美味しさを追求するためには、各植物や花、果物などの最適な配合量を探るためのモニター試験を実施することに。
しかし、モニター試験の初期段階では、参加者から「抹茶の味が他の風味に負けてしまう」「満足感のいく品質まで十分届いていない」といったフィードバックが寄せられました。このままでは商品化に向けた消費者の共感を得ることが難しいと感じ、味や香り、風味を最大限に活かすため、材料そのものや配合を一から見直しました。また、漢方茶やハーブティーなどの研究も重ねて実施することで、少量の材料でも満足感が感じられる味わいや、健康効果を実感しやすいバランスを追求しました。
その結果、改良された「3色抹茶」は、香り高く飲みやすい味わいに仕上がり、モニター試験でも高評価を得ることができました。参加者からは「抹茶は苦くて苦手意識があったけど、この抹茶は飲みやすい」「ノンカフェインのも選べるから、妊娠中でも飲めるし、お子様にも安心して飲ませることが出来る」といったポジティブな声が多く寄せられました。この成功を受け、自信を持って商品化に踏み切る決断をしました。
目指すのは、興味関心を持たない層にアプローチするための「新しい茶道」
一方で、国内でどう広めていけば良いのか?という試行錯誤が続きました。
当初、抹茶をブレンドする発想や、茶道体験の簡略化については、伝統的な茶道を考慮すると「精神性が失われるのではないか」という指摘を受ける懸念もありましたが、そもそも目指しているのは「新しい切り口で文化を再発見する」ということであり、比較して良し悪しを決めるということではなく、どうすればそもそも興味関心のない層にアプローチし、広めたパイから伝統文化に最終的に繋げられるか?が最終目的であり、そのためには今までになかったアプローチをすることはやむなし、と判断。それは加藤自身がメーカーでの体験で、国内の携帯電話市場が海外勢のiPhoneに根こそぎ市場を独占されてしまった失敗談などを反面教師としており、新しい挑戦をしなければいずれは海外勢が同じようなことをして全てを独占する可能性が高い、と思えたところから来ています。
加藤は、「忙しい現代人に茶道を身近に感じてもらうことで、日本文化への関心を高めたい」という想いを丁寧に説明し、少しずつ支持を得ることができました。また、茶道のみならず、茶筌作りや金継ぎなども自ら積極的に学ぶことで、日本文化に対する理解を前より深める努力も重ねました。日本の文化をいかに伝えるか?を考えた時、国内外の方々に日本伝統文化に理解を持ってもらえるよう、身近に感じてもらえるよう、柔軟な姿勢で相手に寄り添い、相手が理解しやすい言葉で丁寧な工夫や意思疎通をはかっていく余地は、とても大きいと思います。
<初めての金継ぎに挑戦。金継ぎはミルフィーユのように毎日漆を重ね続ける工程が必要で、想像していたよりもとても根気と時間が必要なのだと知りました。最近は海外を中心に接着金継ぎも流行っているそうで、文化の美学とは何か?を考えさせられます>
そうして2024年、ついに「3色抹茶」と「抹茶セラピー」が完成しました。WACHAは記念すべき最初の商品を発表。OMOTENASHIセレクションを受賞した直後に、国内ではマルシェに出店したり、国内でも最大級のお茶イベント「JAPAN TEA EXPO」にも初出店を果たしました。「JAPAN TEA EXPO」では、新作の抹茶とスパイスをブレンドしたMATCHAIも先行販売をしたところ、スパイス好きな方々から大好評を博しました。「忙しい生活の中で、抹茶がこんなふうに飲めるものだとは思わなかった」「サボテンがブレンドされているのも新しいし、驚くほど美味しい!」といった感想が寄せられ、大成功を収めました。
<JAPAN TEA EXPOにて。スパイスと抹茶ブレンドの『MATCHAI』を先行発表>
この商品とサービスが持つ社会的意義は、単なる飲み物や体験にとどまりません。心身の健康を整えるだけでなく、日本文化の新しい形として、若い世代や海外の人々にもアプローチするきっかけとなりました。加藤はイベント終了後にこう語っています。「日本の伝統文化には、現代を生きる私たちに必要な癒しと気づきが詰まっています。この価値をより多くの人に届けたいという想いが形になり、本当に嬉しいです。」
WACHAの「3色抹茶」と「抹茶セラピー」は、伝統と現代、健康と文化をつなぐ架け橋として、多くの人々に新しい価値を届けています。
伝統文化への橋渡し役を担いたい。国内外への商品やサービス展開を目指すWACHAの展望
WACHAの取り組みを通じて得た学びは、伝統文化と現代のニーズが共存し、新たな価値を生み出せるということです。抹茶と漢方を融合した「3色抹茶」、心身を整える「抹茶セラピー」は、忙しい現代人に癒しを提供すると同時に、日本文化の魅力を再発見するきっかけとなっています。また、今まで抹茶や茶道に接点のなかった方々と繋がりを持つことで、伝統的な茶道や日本文化への橋渡し役を担っていきたいと考えています。
今後、WACHAは国内外のウェルネス市場へのさらなる展開を計画しています。特にアジア圏では、日本文化への関心が高まっており、現地での体験イベントや提携店舗での商品展開を視野に入れています。また、持続可能な社会を目指し、オーガニック素材や環境配慮にも一層力を入れていきます。
<まだ始まったばかりの旅路ですが、お茶や日本文化に接点のなかった方々にも興味を持っていただけるよう、真摯に取り組んでいきたいと思います>
私たちは「抹茶や茶道を通じて心と体を整え、未来に活力を与える」というビジョンを胸に、伝統文化の新しい形を提案していきます。ぜひWACHAのプロダクトやサービスを通じて、心地よいひとときを体験してください。
WACHA (ワチャ)
WACHAは日本発の茶道をベースとした、ウェルビーイングブランドです。
現代人の生活スタイルに合わせて「いやし」「健康」「ワクワク」を茶道のニュー・スタイルで追求することで、「伝統文化」の垣根を越えた商品を多数生み出しています。
忙しい毎日に、新時代のお茶体験で新しい彩りを添えてみませんか?
The New Tea Revolution Starts Here.
補足情報
· 配信元概要: WACHA(伝統文化×ウェルネスのブランド)
· プロダクト概要: 3色抹茶、MATCHAI、抹茶セラピー、MATCHABOXなど
· 公式サイト: https://www.wacha₋world.com
· 販売サイト: https://wachaworld.base.shop/
· お問合せ: hana@wacha.info
· SNSアカウント:
Instagram: https://www.instagram.com/wacha_world/
Twitter: https://x.com/wacha_matcha
Youtube: https://www.youtube.com/@soulcareWACHA/videos
Facebook: https://www.facebook.com/wachaworld
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