<試写室>『バントマン』最終話

前回ラストの衝撃――。

櫻田社長(坂東彌十郎)「13番目のプロ野球球団を目指します!!!」には、

「もう『バントマン』、ぶっ飛ばしすぎ~」

「最終回前の“引き”として最上級~」

「ヨッ!大企業!ヨッ!社員数三万人超!ヨッ!イニングナイングループ!」

「ヨッ!俺たちの櫻田社長!ヨッ!」

と、一人でノンキにピーキャー興奮してたわけですが、前回放送(12月14日)時点から…の1週間、中日ドラゴンズファンにとっては…『バントマン』の最終回どころじゃない(おい!)大事件が…起きてる…わけですよ。大事件が…起きてるんですよ。ねぇ!?ねぇ?!(誰に)

ねぇ、わかってるよね?櫻田社長(急に)!その、新球団設立に費やす、その、その資金を、どうか、ライデル・マルティネスに、回せませんかね。ねぇ?

(※)12月16日、巨人が、中日から自由契約となっていたライデル・マルティネス投手との契約合意を発表。

櫻田社長、ねぇ、あなた、あんた!おい、櫻田(呼び捨てやめなさい)、櫻田さんよう!あんた、中日ドラゴンズの、ファンですよね?ね?中日ドラゴンズのファンですよねぇ?ねぇ?

であれば、「新球団つくろ♡」とか言ってないで、その資金を、その潤沢な資金を、ライデル・マルティネスに回せるでしょう?ねぇ?あと10億、あと、たったの10億、なのよ。あと、10億、なんとかなりませんかね?ねぇ?櫻田ぁ?

もう、櫻田、こんにゃろう!えぇぇ~なんとか、なんとか言いなさいよ!櫻田ぁぁあ!おい、ごらぁあ?あぁ?なぁ?(口悪すぎ)え?聞いてるか?聞いてんのか?おい!!!

……って、え?なんだって?櫻田…社長…ってば、別に、中日ドラゴンズのファンではない?ですと?え?え!?そうでしたっけ!?え?ただの、今作の主人公である、中日ドラゴンズを戦力外になった柳澤大翔(鈴木伸之)を、選手として好きなだけで…って…別に、さして中日ドラゴンズ単体のファンではないですと?え?どれどれ…(公式のプロフィールを確認)「相当な野球オタクで、野球の哲学はすべて人生にもそのまま通じると考えている」…って、中日ドラゴンズのファンじゃねーーー!!!!!

なんだよ、なんなんだよ!ただの、プロ野球ファンじゃねーかよ(別にいいだろ)。紛らわしいんだよ、櫻田(口悪すぎだろ)、ふざけんな!こんにゃろーー使えねーぞ櫻田、こんにゃろーーもう、やってられっかーー。

うん、でも、べ…別に、ライデルいなくなったって、うちには、清水達也投手も、松山晋也投手も、いるもんねーー。リリーフに、別に、困ってないもんねー。髙橋宏斗くんが毎回完投すればいいだけだもんねー(涙目)

大変申し訳ございません。本当に本当に、大変申し訳ございません。

中日ドラゴンズ全面協力のドラマ『バントマン』の試写とはいえ、最終回前に中日ドラゴンズファンとしては、涙目で暴言を吐かざるを得ない悲しみのニュースが飛び込んできてしまったので、その件を、すべて櫻田社長のせいにして(なぜ!?)、すべてぶつけて、気持ちを落ち着かせてしまいました…。

これで僕の気持ちも少しは落ち着きました。櫻田社長、今まで大変、ありがとうございました。…うん、だけど、もう…あんたには、何も頼まないから(ぶり返してる?櫻田社長、まことに申し訳ございません)

っというわけで(?)そんな心乱される1週間を過ごした中日ドラゴンズファンにとって、今回の櫻田社長の“ぶち上げ”には、自分の推し球団としての、金銭的な“うらやましさ”という別の感情が入ってきて気が気ではなかったのですが、これは、テレビドラマなのです(当然)。

いくら、中日ドラゴンズが全面協力した作品とはいえど、テレビドラマなのです(そらそうよ)。一旦、“絶対的守護神流出”という邪念は捨て去って、新たな気持ちで鑑賞しましょう(俺がな!)。

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