11年前の副総理暗殺事件の犯人は？千寿（反町隆史）が再捜査の先で知る加勢（中村俊介）の思い＜『オクラ』第6話完全版＞

そんななか、千寿のもとに高見から連絡が入る。廃ビルで千寿と利己を待っていた高見は、発見されたスポイトから自分の指紋が検出されたことも知っていた。

千寿は、真犯人によって差し替えられた可能性があることを高見に伝える。「上からの指示か…」とつぶやいた高見は、千寿と利己に襲いかかった。

千寿は、何者かの介入を警戒し、オクラの幾多学（橋本じゅん）と鷲沢を現場に呼び寄せていた。

加勢の妻をひき逃げした犯人が副総裁の息子・揮一だったことを明かした高見は、副総裁が殺されたのは互いの利害が一致した結果だと千寿たちに告げる。

すると次の瞬間、高見は狙撃されてしまう。撃ったのは加勢だった。

高見は「ハイドとシークは共存する」という言葉を残して絶命し…。

現場に姿を見せた加勢と対峙する千寿。そこで千寿は、「永倉を毒殺したのはお前だろ？」と切り出す。

事件当時、加勢は足を捻挫していた。千寿は、料亭の防犯カメラを見直した際に、不審な男・石田がわずかに足を引きずっていたことに気づいたのだ。

加勢は、「腹を割って話そう」という千寿に対し、結城真一から何を奪ったのか、と問いかけた。

チップを取り出し、テーブルに置く千寿。加勢はそれを手に取ると、妻を失ったときの深い悲しみと絶望感に触れ、「だから俺は魂を売った。もう引き返せない。たとえそれが多くの犠牲を生むことになっても…」と言い残して去って行く。

千寿と別れたあと、加勢は京浜埠頭まで来るよう指示される。ところが、加勢が訪れた倉庫内には爆弾が仕掛けられていて…。

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