＜試写室＞『バントマン』覇気のなかった華（倉科カナ）のために…一体何（誰）と勝負してるんですか！？というテーマで見事な視聴後感

で、気を取り直して、今回のあらすじはというと…。ほんのりの予兆はあったとはいえ、突然に退職願を出してしまった、ヘッドコーチの華（倉科カナ）。

どうやら何かにつけて強引な母・霞（熊谷真実）が営む定食屋さんの手伝いをするため…らしいのですが、やっぱり華さんが必要！バントマン、始動！！大翔（鈴木伸之）も大翔で、入団テストの電話がかかってきて…という物語。

いくら、ここ最近の仕事に覇気が感じられなかった華とはいえ（おい！）、あんだけ立派にリーダーシップをとり、“バントマン”の職務をキラキラとこなしていた彼女が、マジで急に辞めるとか、華…どない！？と思っていた僕なわけですが、その辺は、ご安心あれ。

ちゃーんと、そこにはこの『バントマン』というドラマらしい、細か過ぎるんだけど実は大きい、そんな深刻な事情がはらんでいます。

で、今回の華の案件、よくよく考えたら、これまでの共働き主婦の夢、社員の推し活問題、社内結婚した夫婦の離婚危機…と、社員たちの些細な異変にいち早く気づき、わざわざそこへ立ち入って解決していたSBO部！だっていうのに、目の前にいる華の異変にまったく気づかず、もう退職願までいっちゃってる、その責任…どないすんの！？という、そもそもの問題も立ちはだかるわけですが、その辺もご安心！

今回は、まさかの櫻田社長（坂東彌十郎）が、すべて責任をとります！！櫻田社長が仕掛ける“戦略”とは！？そして、まさかまさか、大翔が櫻田社長へアドバイス？！でもって、ラストは視聴後感がとてつもなく爽やかなオチ！！

今週も野球を知ってる人ならもっと楽しめるし、野球の本質をそこまで知らない僕みたいな人にももちろん楽しめる！そんなハートウォーミングストーリーに仕上がってます。