＜試写室＞『バントマン』覇気のなかった華（倉科カナ）のために…一体何（誰）と勝負してるんですか！？というテーマで見事な視聴後感

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突然ですが、僕、ふと思ったんです。

テレビドラマについては、テレビ視聴しつ・室長と、自ら名乗ってるくらいのオタク、つまり簡単にいうと“超ハマり症”なので、「この作品の脚本家は～」「監督は～」「音楽は～」みたいに…大好きな中日ドラゴンズの野球についても、「あのピッチャーの配球は～」「バッターの狙いは～」って、そういうところに、手を突っ込めるんじゃないか。そういう領域まで到達できるんじゃないかって。

で、そこへたどり着ければ、自分がテレビドラマを多角的に楽しんでいるように、野球もそういう感じで、もっともっと広がりをもった楽しさが体感できるんじゃないかって。

で、そう思い立ったつい先日、セイバーメトリクス（野球を統計学で分析する手法、らしい）の本を買って、野球研究を開始したわけなんですが…。

…僕、セイバーメトリクスの初歩も初歩、いや、もうすでにセイバーメトリクスどころじゃない、一般野球知識レベルのOPS（チームへの得点貢献度で、出塁率＋長打率）の時点で本を閉じました…。

うん、そう、そうです！僕、算数が、苦手だった！！…じゃない、僕、野球をそういう目線で楽しんでいなかった！！！（そこ）

うん、だって、僕の応援する、髙橋宏斗投手を注目するきっかけになったのは、2021年12月、コロナ禍、ナゴヤ球場の寒空の中で開催された、ファン感謝祭のカラオケ大会で、地元愛知出身の先輩・藤嶋健人投手から、無理矢理にマイクをバトンパスされ歌った、中西保志さんの『最後の雨』（1992年）なんだもの。

90年代の渋い名曲、中西保志さんの『最後の雨』を、当時19歳の宏斗くんがなんでか歌えてしまう！というその驚きだけじゃなく、そのとき、マイクを率先して奪い、そして一切の恥じらいもなく、何ら臆することもなく、堂々と熱唱していたから！なんだもの。なんていい子なんだ！って思ったからなんだもの。

うん、そう！僕は、髙橋宏斗投手を、ピッチャーとしてではなく、一人の人間として、まず、魅かれていた（美化しすぎ）。 宏斗くんの最速158キロのストレートではなく、宏斗くんのその歌声と度胸と愛嬌と人間性に魅かれていたんです。

で、その翌年から活躍し出すんだから、僕も、一応、先見の明、あったよね？ね？（ないだろ）あの、カラオケ大会の度胸こそが、ピッチングにも活かされているよね！？ね？！なことより、宏斗くん、侍ジャパンでも、頑張って！

…おっと、ここまで、一体何の話だよ、なわけですが、もう少し続けます（おい！）。

そんな僕ですが（どんな僕！？）、そんな、野球のOPSどころか、左で投げるか右で打つか、選手の利き腕すらもわかってない僕（ひどい）、それでも年間50試合はリアル観戦しちゃう、いびつな“にわか”野球ファンの僕…そんな僕が、一番嫌いなのが、ストライク入らないピッチャーな（急に偉そう）！

もう、球種とかいいから（そもそも球種もわからんし）、打たれてもいいから、ど真ん中に投げんかい！っていう、あの、ストライクの入らないピッチャーな（なぜ偉そう？）！

だって、それって、まず目の前のバッターと勝負してないわけじゃん？自分との勝負に負けてるわけじゃん？？どんな球でも、ど真ん中でもなんでも、ストライクゾーンに入っちゃったら打たれちゃう！？っていう、そういう、自分に、自分との勝負に負けてるわけじゃん？？（ほんとに偉そう）

で、僕はね、野球を雰囲気でしか見てないけどさ（開き直るな）、そういう己とのドラマ性については、うるさいわけ。僕、テレビドラマに関してはうるさいからね（己とのドラマ性ってなんだよ）。うん、そう、僕、自分との勝負に負けてる！そんなピッチャーが、野球が、見たくない！のです。

っというわけで、ここまで『バントマン』の“バ”の字も出ない、どうでもいい話でしたが、言いたかったのは、今回の第5話、そういう話です！そういう、話、なんです！！（どういう話だよ）

一体何（誰）と勝負してるんですか！？っていう、そういう、そういうテーマの、話、なんです！！！（前置き長すぎ）