めざましmedia、めざましどようびをご覧の皆様へ
トップページへ

“好き”でつながる

ランキング
ドラマ
『嘘解きレトリック』第5話のシーン

<コラム>『嘘解きレトリック』超完璧な解決編!双子ではなく三つ子、自殺ではなく他殺、ウソの聞き分け…めくるめくドラマティック

11月4日(月)放送『嘘解きレトリック』第5話

この記事をシェア

第5話、解決編の完璧さたるや!!!幾重にも重なるドラマティック!!!

はい。っというわけでここまで長々と、謎解きドラマの前後編の弊害について、僕自身が鬱陶しかったわけですが、この、『噓解きレトリック』の第5話、解決編の完璧さたるや!!!

まずは、今回の事件の大きな謎「人形部屋」については、前回からかなりプンプンと匂わせていた、品子(片岡凜)が、実は双子!?からの、実は三つ子でした!!!という、超衝撃!!!だっていうのに、そんなことは当然のこと…のように早々に解決させ、じゃあ、だったら目の前にいる品子ではなく、“昨日の品子”は何処(いずこ)へ!?という、次の謎に切り替え、隠し部屋のありかを捜索し、前半一番の大盛り上がりであろう、あの場面で“昨日の品子”を左右馬(鈴鹿央士)が救出!という超ドラマティック!!(あんなに可憐な左右馬がお姫様抱っこして救出!という大興奮も多大に加味)

んでもって、そっから、事の真相を“説明”し始めるわけなんだけど、それをただの“説明”にならないように、前編である前回のラスト付近…もう残り時間数分の終了間近だっていうのに、やたらしっとりめの会話をし始めて、もう終わっちゃうよ!!第4話がもう終わっちゃうよ!!っと、その会話どころじゃなかった(僕が)、左右馬と鹿乃子(松本穂香)の、あのしっとりめの、あの会話をオーバーラップさせて、あのとき品子はそれを聞いていて、感化されて「自分が正しいと思う方に動くしかない!」という、ええ話!!にするかと見せかけて、そこから起きてしまった悲劇…という、想像していなかった前回からリンクする、悲しいドラマティック!!

うん、だけどそういえば、イネ(松浦りょう)が盗んでたっぽい人形は?ってとこに転換して(イネの殺鼠剤で“もう一人の品子”がホントに亡くなっていた…っていうのもとてつもない衝撃だったけど)、もう終わったかと思われた真相解明はまだまだ続いて、あの、絶対に何かあるに違いない!と思ってた、前回序盤にちょっとだけ説明されたイネのお兄さんが、実はひどいやつで、人形を妹に盗ませた挙句、口論の末に橋から転落させた…あれは自殺ではなく他殺だった…しかもそれを、品子は目撃していた…だから“イネは自殺”というウソを鹿乃子は見抜けていた!という、幾重にも折り重なるドラマティック!!解決編だというのに、この、めくるめくドラマティック!!!

『嘘解きレトリック』第5話のシーン

で、とどめが、最後の最後に待ち構えていた、本来はとってつけたようなドラマでしかなくて、鬱陶しさしかないはずの(まだ言う)“事情”…綾尾家の“人形部屋”の風習が、実は品子の母・綾尾夫人自身が双子で、幼少期の暗い過去から守るために架空の風習を作り上げていた…という、その“事情”ってのがあまりに、あまりにも壮絶すぎるもんだから、全然鬱陶しくない(そらそう)、むしろ悲しい…いや、それもこれもあまりにドラマティック!!もう、何もかもが、すべてにおいてドラマティック!!!

『嘘解きレトリック』第5話のシーン

で、で、で、何よりも、それらのドラマティック過ぎる大筋のストーリーの中に、このドラマの真髄である、“ウソを聞き分けられる”という、単純そうでありながら奥が深いその“仕組み”を改めて提示することでさらなるミステリーを生み出し(ウソだと思って発したウソしか聞き分けられない…それが一人称の呼び方のトリックに)、“ウソを知ることの痛み”をさらに深く描いてみせる(第1話から“悪いウソ”と“良いウソ”のエピソードを見せて…からの、それが良いか悪いかは状況によって変わる)…という、この、まったく単純ではない『噓解きレトリック』の世界、ですよ!!! 

『嘘解きレトリック』第5話のシーン

最後に、個人的には、大好きな鈴木雅之監督回とあって、監督らしい左右対称=シンメトリーの画面が美しすぎて、今回はそれが美しすぎるもんだから、直線で並ぶとうしろの人が隠れてしまう…という、その映像遊びをやりたいがために出演していたといっても過言ではない、寺山(正名僕蔵)のベストアクト!!!

『嘘解きレトリック』第5話のシーン

『嘘解きレトリック』第5話のシーン

『嘘解きレトリック』第5話のシーン

あとあと、このレトロポップな世界観にベストマッチだった、キュート&ツッコミ冴えまくりの雅(北乃きい)が素晴らしかった!!ですね??最終回までに、また、出てくれるかな??

『嘘解きレトリック』第5話のシーン

2
2 / 2ページ
画像アイコン

この記事の画像

(全13枚)

13枚の画像を見る
13枚の画像を見る
太陽

関連記事

<コラム>『嘘解きレトリック』キャラクターたちの関係性の“深度”が深まり…最終回近くなったら、深く潜りすぎて息できないかも??

<コラム>『嘘解きレトリック』キャラクターたちの関係性の“深度”が深まり…最終回近くなったら、深く潜りすぎて息できないかも??

2024年10月21日

|

21:54

【テンションMAX】鈴鹿央士&松本穂香がカステラを前に茶目っ気発揮!可愛すぎるオフショに「尊い」の声 ドラマ『噓解きレトリック』

【テンションMAX】鈴鹿央士&松本穂香がカステラを前に茶目っ気発揮!可愛すぎるオフショに「尊い」の声 ドラマ『噓解きレトリック』

2024年10月21日

|

17:00

<コラム>『嘘解きレトリック』左右馬(鈴鹿央士)への視線がラブとも青春ともとれる、ラブ&ポップな絶妙な演出!!その違いにも注目して

<コラム>『嘘解きレトリック』左右馬(鈴鹿央士)への視線がラブとも青春ともとれる、ラブ&ポップな絶妙な演出!!その違いにも注目して

2024年10月14日

|

21:54

左右馬(鈴鹿央士)は“松葉牡丹の君”を探したいという端崎(味方良介)の話を聞くが…『噓解きレトリック』第3話予告

左右馬(鈴鹿央士)は“松葉牡丹の君”を探したいという端崎(味方良介)の話を聞くが…『噓解きレトリック』第3話予告

2024年10月21日

|

05:00

太陽
ドラマ
の最新記事
『オクラ』 ホステス殺人事件の真犯人は鴻上正宗(袴田吉彦)!「そりさん(反町隆史)と話し合いながら演技に臨めました」

『オクラ』 ホステス殺人事件の真犯人は鴻上正宗(袴田吉彦)!「そりさん(反町隆史)と話し合いながら演技に臨めました」

2024年11月05日 |

21:07


岩瀬洋志のギャップにキュン♡かわいい&カッコいいオフショにネット歓喜『スノードロップの初恋』

岩瀬洋志のギャップにキュン♡かわいい&カッコいいオフショにネット歓喜『スノードロップの初恋』

2024年11月05日 |

17:35


【ほっぺにも注目!?】杉野遥亮の“ボールくるくる”オフショに「かっこよすぎ」の声『オクラ~迷宮入り事件捜査~』

【ほっぺにも注目!?】杉野遥亮の“ボールくるくる”オフショに「かっこよすぎ」の声『オクラ~迷宮入り事件捜査~』

2024年11月05日 |

17:00


カーレース界を舞台に展開される恋愛&復讐・裏切りが渦巻くスリリングな物語!タイBLドラマ『PIT BABE』FODで独占見放題配信

カーレース界を舞台に展開される恋愛&復讐・裏切りが渦巻くスリリングな物語!タイBLドラマ『PIT BABE』FODで独占見放題配信

2024年11月05日 |

14:00


利己(杉野遥亮)が追っていたホステス殺人事件…真犯人は新山(後藤剛範)ではない!?怪しい男の影が…『オクラ』第5話予告

利己(杉野遥亮)が追っていたホステス殺人事件…真犯人は新山(後藤剛範)ではない!?怪しい男の影が…『オクラ』第5話予告

2024年11月05日 |

05:00


鹿乃子(松本穂香)と千代(片山友希)が探偵団を結成!ひったくり犯の捜索にあたる『噓解きレトリック』第6話予告

鹿乃子(松本穂香)と千代(片山友希)が探偵団を結成!ひったくり犯の捜索にあたる『噓解きレトリック』第6話予告

2024年11月04日 |

21:54


太陽

#松本穂香の最新記事