“共感ワード”が飛び出してからの、大翔の大活躍たるや…
っという(?)、そんなこんながあって迎えた、今週の『バントマン』(ここまで長い)。
このドラマは、中日ドラゴンズを戦力外になってしまった元プロ野球選手の柳澤大翔(鈴木伸之)が、社員数3万人を超える大企業イニングナイングループ内にある、社員たちの夢や願いを叶えることを目的とした、秘密の福利厚生組織…“SBO”(シークレット・ベネフィット・オーガニゼーションの略で、ストライク・ボール・アウトにもかかっている!!)にスカウトされ、自分が犠牲(=バント)となり、社員を幸福にする(得点を加える)ため暗躍する…という物語。
で、今回の第2話は、共働きで日々の育児に追われながらも脚本家になりたいという夢を追いかけ、シナリオコンクールへの応募を目指す、新垣裕香(ハマカワフミエ)のため、SBOメンバー=“バントマン”が立ち上がる…というあらすじ。
うん、そう!そうなのです!(何が!?)今回からが本番!といっていい、その、社員たちの夢を叶えるためにSBOが暗躍する=究極の福利厚生っていう、その福利厚生が、僕にドンピシャ、当てはまりまくり!!共感しまくり!!これこれ!!これぞ、“自分にとって”最高の福利厚生だ!!となったのです!!
だって、自分の夢、脚本家になりたい!っていう夢を会社が容認してくれるってだけじゃなく、応援までしてくれる…んだよ!?この、裕香さんは、家族と幸せになりたいし、仕事もしたいし、けど、夢も追いかけたいの!で、どれかが欠けると、裕香さんの仕事のパフォーマンスは落ちる…もしくは、大切な人材=家族(イニングナイン社長・櫻田誠一郎/坂東彌十郎 の言葉)が、失われてしまうの!そのための、福利厚生!!最高!!!
マジで、ほんとに、この、イニングナイングループ、とんでもなく最高の会社じゃあ、ないですか!?僕、僕も、そんな会社で、働きたい(インターネット関連会社からアパレル・メディア・イベント・エンターテインメント…までを手がける会社ですってよ!?…どんだけ、デカい会社なの)!!!
うん、とはいえ、ここまで興奮しときながらなんですが、今回の、第2話のエピソード、僕、中盤までは、ずっと、懐疑的だったんですよ…。
なぜなら、社員の夢を叶える…ってのはいいけども、それって聞こえはいいけど実現方法が漠然としすぎてるし、なにより、いくらなんでも、一人の社員のために労力かけ過ぎじゃねーか!!ケッ!!って(口悪い)、八割がた、感情移入できずに画面を眺めていたんです。
だけどだけど、中盤、ある“ワード”が飛び出した途端、僕の感情移入スイッチが急激にオン!!そっから、怒涛の共感の嵐!!このドラマの面白さである、SBOが奔走する試行錯誤、それを絶妙に野球へ例えていく楽しさ、ってのはもちろんのこと、このドラマの根幹であろう、夢をかなえてあげたい!という情熱と、その素晴らしさが、すべて“究極の福利厚生”へと集約される。
こんな会社に入りたい!!働き続けたい!!と思わせる、そんな“究極の福利厚生”に、説得力がもたらされる!!という、見事な展開を見せるのです。
こんなに、一人のために、会社が応援してくれるんですから、その恩恵を受けない社員だって、きっと不満はないだろうし、自分も会社で頑張って、その恩恵を受けたいって思わせる。思っちゃう!思い過ぎちゃう!!少なくとも、僕は!!な、そんなエピソードなのです。
うん、で、その“ワード”は何か?ってことなんですが、それは…ネタバレ♡なんだけど(結局な)、とりあえず僕が言いたいのは、大翔…ドラマ見るセンス、すっごいあるよね!!!(突然過ぎて意味わからん)
あの、美しくって豪快なスイングを見せる大翔だっていうのに、見てるドラマ、好きなドラマってのは、すっごく繊細だし、何よりわかってるし、センスを感じる!!!大翔、あんた、ただの野球脳じゃないな(どういう上から目線!?)。
で、僕、リアルに、その大翔のセンスが垣間見えた、“あのインタビュー記事”読んだら、完落ちします(全力で推すという意)。どんな手を使ってでも大翔の人脈をたどって、接触を試みて(怖いよ)、一緒に語り合います!!ドラマについて!!(きもいわ)っていうくらいの、僕的ドンピシャ具合。
とはいえ、中盤までの大翔、この第2話のエピソードで、ちっとも必要ないんじゃない?とか、思ってた(おい!)のに、その共感ワードが飛び出してからというもの、後半の大翔の大活躍たるや…。その後半の大盛り上がりは、僕みたいにドンピシャな人じゃなくても、ガツンとハマる、共感できるし熱くなれる。そんな説得力をもたらす大翔の大活躍!になってるはず!!なので、乞うご期待!
ああ、もう、なんか、ネタバレになるとか言って伏せたけど、我慢できないからその“外側”を話しちゃうけど、僕、今回のエピソードの主人公である、ハマカワフミエさんが、すっごく好きなんですよ(『いちばん好きな花』の今田美桜ちゃん演じる夜々ちゃんの、美容院の同僚のあの人!)。
誰にも似ていない独特な雰囲気を放ってて、セリフ回しも個性的なんだけど浮いてるまではいかない…ちゃんとリアルに物語になじむ、あの感じ…そんなハマカワさんがすっごい好きなのです。で、そのハマカワさんを知ったドラマっていうのが、『モザイクジャパン』(2014年/WOWOW)…。
で、今作のヒロインである根鈴華(倉科カナ)を演じるのは倉科カナさんで、倉科さんは、僕が何回見たかわかんないほど、無限リピートしまくってる名作『それでも、生きてゆく』(2011年/フジテレビ)に…。
そこでの倉科さんは、主人公たちと同じ“被害者家族”なんだけど、主人公たちとはまったく違ったオーラを放っていて、その異質さが見事だった…。
倉科さんに、ハマカワさん、『それでも、生きてゆく』に『モザイクジャパン』…わかる人には、一瞬でわかる!
もうとにかく、この『バントマン』ときたら、中日ドラゴンズ×東海テレビドラマ×今回のエピソードと、まるで、僕のためにあるかのようなドラマ過ぎる!!!
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