周りの人から嫌な思いをさせられたときの心の持ち方を、専門家と考えました。
女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。
今回は、「職場…ママ友…身の回りの嫌な思いをさせる人」というテーマでMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、川村エミコさん、『婦人公論』元編集長の三木哲男さんが話し合いました。
「子どもが部活でレギュラーを取れない」と文句を延々と言うママ…どう対応する?
書籍『職場を腐らせる人たち』を執筆した精神科医の片田珠美先生によると、この20〜30年は経済が停滞して、不安やストレスが溜まりやすい空気が蔓延。ストレス発散の方法がわからない人のうっぷん晴らしを受けてしまい、心身の不調を訴える人が増えているといいます。
街頭インタビューでも、「自分の子どもが部活でレギュラーに選ばれないのが不満なママが、監督に文句を言うだけでなく、約2時間もその話を続けていた」とある女性が打ち明けました。
千秋さんは「15分くらい話を聞いたら『その話、いつまで続くの?』と言ってしまう」と苦笑し、川村さんは「言いたいだけなら聞いてあげることはできるけど、2時間あれば映画が観られますね…」と複雑な表情に。 竹山さんは「話を聞いているうちに『子どもが下手だからだろう』と思ってしまいそうだけど、さすがにそれは言えない」と意見し、片田先生も「親が『願望』と『現実』を混同していることが原因」と分析しました。 「レギュラーになってほしい」という「願望」とは別に、「子どもの実力がない」という「現実」を親が受け入れられない限り、その親の文句は続くと片田先生は語り、「ネガティブな話を聞くのは専門家でもしんどい作業なので、千秋さんの言う通り、15分くらいで『用事があるから』などと理由をつけて切り上げて」と話を聞く側の対策を伝授しました。 「新しくパートを始めたのだが、自分が入ったせいでシフトが変更になった先輩2人から無視され続けている」という、30代女性のお悩みも登場しました。
川村さんが「若手の頃にネタを評価されて、舞台でトリを務めることになったら、先輩に無視された」と言うと、千秋さんも「何もしていないのに、大御所の人に挨拶をしてもこっちを向いてもらえないことがあった。あまりに何度も続くから、目の前に行って挨拶をした」と若い頃の体験を告白。 片田先生は「無視をする人は憤まんや怒りを抱えているけれど、上司と交渉してシフトを変更することも、本人に言うこともできずにいる。そのため、『受動的攻撃』に出ていると考えられる」と、無視している人の心境を解説しました。 相手は「怒ったりしたら怖い人だと思われてしまう」という気持ちがあるため、「相手になるべく分かりづらい形で不満を表現しよう」と「無視」を選んでいるのだといいます。 そういう人の気持ちを変えるのは無理だと言う片田先生は「相手となるべく距離を置いて、ストレスを受けないようにするのがベター。あまり気にせずにスルーするというのが、何事においても共通する原則」とアドバイスを送りました。無視=受動的攻撃を仕掛けてくる相手とは、なるべく距離を置くのがベター
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