<役どころ紹介>
神尾さんが演じるのは、ライブ会場の警備員のアルバイトなどをしながら、ミュージシャンとして成功することを夢見て路上ライブを中心に活動する工藤隆司。
高校時代に同級生とバンドを結成し、初めて出たオーディションで声をかけられて事務所に所属しインディーズでCDを出したり、ライブハウスでの何度か演奏したりと活動するも、結果が出ず5年前に解散。
メンバーは結果を受け入れ、それぞれ音楽以外の道に進みましたが、隆司だけは音楽の道を諦めきれず、今でもフリーのシンガー・ソングライターとして活動を続けています。
しかし、5年間なんとなく活動をしているうちに、音楽活動がいつしか日常のローテーション、惰性の作業になってしまっていました。YouTubeの再生数も伸び悩み、新曲も作れぬまま時間だけが過ぎていく。自身の才能への自信がどんどん薄れていくなか、隆司は、いつしか音楽を楽しむ心をなくしていました。
そんな隆司は、会社員・夕莉と出会い、素直にあふれ出てくる感情のままに話をしたり歌を歌ったりするうちに、自分にとって最も価値ある存在に気づき…。
神尾さんは、本作でギターの弾き語りをドラマ初披露。バラエティ番組で歌声を披露した際、SNSには「神尾くん歌うますぎ!」「国宝級イケメンで芝居も歌もうまいなんて」など絶賛の声が数多く寄せられた神尾さんが、意外にもドラマで歌唱するのは本作が初となります。
さらに、物語の重要な場面で、アコースティックギターによる弾き語りシーンが登場。パーソナルブック『神尾WHO’S?』発売記念イベントで、ギターの弾き語りを披露した神尾さん。
ブラッシュアップを目指し、多忙なスケジュールの合間を縫って現在、猛練習中です。
北さんが演じるのは、新卒で入社した全国に店舗展開する大手雑貨メーカーに勤務する会社員・木崎夕莉。
夕莉は、周囲との人間関係も良く、一見すれば充実した生活を送っているように見えますが、当たり障りのない日常を過ごすことに漠然とした焦燥感を抱いていました。
入社以来、希望の職務につけていないものの、特に行動を起こさず。自分のしたいことにエネルギーを注ぎ、がむしゃらに頑張る同世代の同僚や友人に比べ、ひとつのことに熱中するような経験がなく、ぼんやりとした引け目を感じてきました。
自分の負の感情にふたをしてきましたが、偶然、隆司と出会ったことをきっかけに変わり始め…。
北さんが、フジテレビ制作のドラマに出演するのは『貴族探偵』(2017年)以来、7年ぶりのこと。また、フジテレビ制作のドラマでヒロインを務めるのは初となります。
脚本・片岡陸×演出・並木道子×プロデューサー・栗原彩乃
脚本を担当するのは、多数の人気脚本家を輩出してきた「ヤングシナリオ大賞2023」で佳作を受賞した片岡陸さん。人生で初めて書いた脚本で佳作を受賞した片岡さんが、今作でテレビドラマ脚本家としてデビューを飾ります。
演出は『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)など多数のフジテレビドラマに加え、『金魚妻』(2022年/Netflix)などを手がけた、並木道子さん。プロデュースは、『ナンバMG5』(2022年)、『ブルーモーメント』(2024年)などを手がけた、栗原彩乃プロデューサーが担当します。
なお、本作は若手脚本家を発掘・育成を目的とした「ヤングシナリオ大賞」に賛同した、サントリーの提供にて制作されます。
『最寄りのユートピア』は、9月25日(水)22時より、フジテレビで放送されます。
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