アンガールズの山根良顕さんと田中卓志さんが大好きな昆虫の魅力、昆虫になぞらえたお互いの“生態”について、そして公式サポーターを務める特別展「昆虫 MANIAC」の見どころを語りました。
7月13日から東京上野の国立科学博物館にて開催中の昆虫をテーマとした特別展「昆虫 MANIAC」では、科博の研究者による、マニアックな視点と研究者セレクトのマニアックな昆虫標本、最新の昆虫研究を織り交ぜ、カブトムシやクワガタムシといったおなじみの昆虫はもちろん、クモやムカデなどを含む「ムシ」たちのまだ見ぬ驚きの多様性の世界に迫ります。
山根さんは本展でも展示されている新種の昆虫「モトナリヒメコバネナガハネカクシ」を発見したことでも話題に。昆虫好きな田中さんとともに、アンガールズらしい掛け合いたっぷりの昆虫トークを披露しました。
<アンガールズ インタビュー>
――展示会場をまわってみた感想はいかがですか?
田中:見どころがすごく多くて1回ではまわり切れないぐらい。本当にたっぷり時間を取って来場したほうが楽しめます。昆虫はフォルムや生態が全然違うので本当に面白いですね。
山根:ものすごい数の昆虫がいるし、解説も内容が充実しているので、うちの奥さんと来たとしたら、会場をまわるテンポが合わないんじゃないかなって心配になりました。
田中:わかる!解説をすごく“読む派”の人と、“どんどん行きたい派”の人がいますからね。うちの奥さんも俺も“読む派”だから、一緒に展覧会とかに行くとすごいリズムが合う。
山根:娘と展覧会に行っても、「いま飽きてるな」とか分かりますもんね。でも、この展覧会には飽きさせない工夫がたくさんあって、触れる展示やクイズ、体験型の展示もあるので、発見があって楽しかったです。
――実際に見て驚いた展示はありますか?
田中:「寄生バチ」はすごかったですね。木の中の他のハチの幼虫に卵を産みつけるとか、なかなか他の類ではない、どうやって生命を繋いでいくのかという、昆虫ならではの生態だなって。昆虫ってすごいよね、勝手に人の家の中まで入ってくるのって昆虫ぐらいだもんね(笑)。ちょっとでも隙間があると、「ここ入ってみようかな」って入ってくるじゃないですか。
山根:「入ってみようかな」で入ってきているのかはわからないけれど(笑)。温かいとか食べ物があるとか理由があるのかもしれないし。
田中:この展覧会でも改めて昆虫のすごみを感じましたね。
――印象が変わった昆虫はありますか?
田中:ハチって刺さない種類のハチのほうが圧倒的に多いんですって。ハチがいると「刺される!」と思って逃げていましたけど、刺してこないハチなら、見た目とかきれいだし、模様とか黄色と黒とかでかっこいいからいいですよね。
山根:羽がないハチもいて、「これもハチなんだ」という発見もありました。あとは、オスとメスがくっついている(雌雄同体)昆虫がいるんですよ。
田中:そうそう!頭だけとか、左右で真っ2つに雄雌が違うとか、びっくりするよね。しかも今回は実物が展示されているから面白い。
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