<試写室>『おいハンサム!!2』最終話
“いつも通り”じゃない!が、“いつも通り”な『おいハンサム!!』が、最終回では“いつも通り”じゃない!?ように見せかけて、実は、結局、“いつも通り”!!!という大混乱!!!
というのも、この作品、いついかなるときも、“いつも通り”、だったじゃないですか?うん、だけど、“いつも通り”とは言ったって、長女・由香(木南晴夏)が出張先で運命の出会い!?がまさかの、運命のシャンプーとの出会いだったとか(と見せかけて、ホントは水のおかげだったんだけど…)。
次女・里香(佐久間由衣)が“ハレツ盛り味噌ラーメン”の完食チャレンジをして、姉の元カレ・大森(浜野謙太)から執拗に「ラーメン戦士!」と呼ばれたりだとか。
三女・美香(武田玲奈)はフランスへ行く!宣言したその日に後輩・ノブくん(齋藤璃佑)となぜか“ホットドッグの旅”に出たりだとか。
はたまた、大森はぬか床の前で渡辺さん(太田莉菜)にプロポーズめいたことをしたり(通称:ぬかハラ)、美香の同僚・シイナさん(野波麻帆)は“ノーズシャドウ”に異常にうるさかったり。
もっと振り返ると前作のシーズン1では美香のカレシ・ユウジ(須藤蓮)が全裸タンタンメンの股間にティッシュ一枚添えだったり…と、それらのエピソードのどこが、“いつも通り”=“通常のドラマにありがちな展開”、なのか!?
その言葉通りの意味で考えたら、迷子でしかないわけですが、そうはいっても、このドラマを見ている人ならおわかり。その、いい意味での迷子こそが(いい意味での迷子とは?)、わけのわからないエピソードの積み重ねこそが、『おいハンサム!!』の“いつも通り”、なわけです。
で、いつもいつも、予想だにできないエピソードが展開されていたとしても、なんやかんや、最後の最後は、盤石の、源太郎パパ(吉田鋼太郎)の“ハンサム”で締める。
いつも通りの、ハンサム=いい顔して、それまでに展開された、迷子のようで、意味不明だったはずのエピソードが、パパの“ハンサム”によって見事におさまる…。
そんな“いつも通り”じゃないような“いつも通り”の、その先に待ち受ける“いつも通り”の盤石こそが 、“いつも通り”で(もう意味がわからん!)、“いつも通り”が“いつも通り”に積み重なったとしても、“いつも通り”なのに、常に“いつも通り”じゃない“いつも通り”を作り上げる(もう言いたいだけ)、それこそが、『おいハンサム!!』だったわけです(もう自分でも意味わからんね)。
うん、だからこそ、“いつも通り”ではいけないはずの、最終回という特別イベントにおいても、『おいハンサム!!』は“いつも通り”で、前作第1シーズンの最終回でも僕は…『最終回だってのに冒頭から通常営業!ああ、今回で最終回か…みたいな感傷、ぶっ飛ばしてきます!!』って、痛快レビュー書いてたくらい(自分で言うな!)、最終回だろうと何だろうと、“いつも通り”の“いつも通り”、だった、はずなのです。
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