2024年4月17日(水曜日)は、天気の急変があり、かつ、中国大陸から大気汚染物資の1「PM2.5」が日本列島にやってきそうなんです。
健康被害を引き起こす恐れもある「PM2.5」の動きや注意点について、めざまし8天達気象予報士が解説します。
天達武史気象予報士:
16日午前9時の段階の、レーダーですが特にオレンジからピンクのところは、「PM2.5」が非常に多い量となっていまして、人によっては健康被害なども引き起こしてもおかしくない状況が、17日朝になって日本海側から西日本にかけてかかってきているような現状です。
天達武史気象予報士:
17日の午前9時時点のレーダーですが、PM2.5の濃いエリアがだんだん東へ移動してきまして、17日の夜以降は東北、それから関東、このあたりでもPM2.5の量が非常に多くなりそうです。
毎日実は“PM2.5”って少しは飛んできているんですが、きょうは特に黄砂と一緒に混じっています。黄砂が多いときにはこの時期PM2.5も非常に多くなるということで、特に呼吸器疾患などがある方は健康管理に気をつけていただきたいと思います。
MC谷原章介:
きょうくしゃみ出るのよ。
天達武史気象予報士:
人によってはアレルギー反応が強く出たりとか、っていう方もいます。
小室瑛莉子アナ:
今朝からせきが、原因不明であって。窓を開けて寝ていたせいなのかな、と思っていたんですけどもしかしたら、ですか? 風が入ってきて気持ち良いんですけれども.
天達武史気象予報士:
PM2.5はなぜ今注意が必要かというと、その大きさなんですよね。例えば、こちらが実際の2万倍のスギ花粉です。スギ花粉って大体の大きさが、30マイクロメートルといって、1ミリの100分の1くらいです。十分小さいです。目で見ようと思ってもなかなか1つ1つは見えない。
スギ花粉とくらべると黄砂はかなり小さいんです。直径が4マイクロメートルですから、1つ1つの粒はこんなに小さくて。
さらにPM2.5どのくらいかというと、黄砂よりももっと小さいんです。スギ花粉から見るとこれだけ小さいので、肺の中とか、体内に入りやすい物質の1つなんですよね。
MC谷原章介:
普通のマスクじゃ防げないの?
天達武史気象予報士:
マスクをするだけでもだいぶ変わると思います。しっかりとマスクの両端をフィットさせて着けてください。
天達武史気象予報士:
九州大学の竹村俊彦主幹教授によると、黄砂などの微粒子でもアレルギー症状が強く出たりするんですが、特にPM2.5の場合は肺から血管に粒子が入り込む場合があるということなんですね。これで症状を悪化させてしまう場合もあるということなので、極端におびえる必要はないんですが、きょうは特に黄砂も飛んでいる、花粉もまだ少し飛んでいる、そしてPM2.5ということですから、できればしっかりとマスクなどで対策された方がいいかなと。あす(18日)にかけて、お願いします。
(『めざまし8』 2024年4月17日放送より)
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