女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

2月2日(金)の放送は、「どうなる?高校の授業料実質無償化」というテーマで、教育ジャーナリストの松本肇さんとMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、虻川美穂子さん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんが討論しました。

東京都では4月から高所得者も高校の授業料が無償&私立高校も実質無償化!

今年の4月から、公立高校の授業料無償化の条件となっていた「世帯収入約910万円未満」の制限が撤廃されることが決まった東京都。

同時に私立高校も、世帯年収に関わらず年間授業料の平均額となる48万4000円が補助され、実質無償化となります。

松本さんによると、「2010年以降、低所得者対象の支援が少しずつ拡充していたが、コロナ禍や物価高など経済状況の変化によって、(高所得者でも)高校の選択肢が狭まるケースが増えてきた。そこで年収の制限を廃止し、教育に対する一定の保証をすることになった」のだそうです。

娘が私立の学校に通っていたという千秋さんは、「高所得者はいっぱい税金を払っているのに無償にならないとか、子供がたくさんいるのに無償にならないとか、不平不満が出ていた。特に所得制限ギリギリの人はどうにかならないかと話していた」と、保護者の本音を代弁しました。

私立学校の授業料(平均額の比較)が、10年前の42万8001円から48万円以上と高騰する中で、決定された今回の政策。

三木さんは「私立を諦めていた人の選択肢が増えて、希望すればスポーツや理系に特化した学校に進むことができるようになるだけでなく、公立高校で塾を諦めていた子の選択肢も増えるのでは」と評価しました。