<城桧吏 コメント>
――原田泰造さんとの共演はいかがですか?
俳優のお仕事では初めてになります。一度『ネプリーグ』に出演させていただいたときに、お会いしたんですけど、覚えてくださっていて、それがとてもうれしかったです。いつも、ニコニコ笑いながら話しかけていただいて、とても話しやすい、やさしい方です。
――沖田翔という役どころをどうとらえていますか?
翔というキャラクターは、今まで演じたことのないキャラクターで不安もありましたけれど、新しい自分を発見できると思い、とても楽しみにしていました。
翔は自分の「好き」をちゃんと伝える意思を持っていて、見ていて尊敬できる応援したくなるキャラクターです。だからこそ、翔というキャラクターをいろいろな人に理解してもらえるように伝えたいという気持ちもあります。
――演じるにあたって苦労した点はありますか?
翔のセリフを自分自身に落とし込んでいって、お父さんや他人からこう言われたら、こういう反応で傷ついちゃうのかなというのを考えながら演じていくことに気をつけてやっています。
苦労した点でいうと、髪の毛を結んだり、グロスをきれいに塗るなど、そういう物理的な部分ですね。ネイルもそうですが、髪の毛の編み込みもしたことがなかったので、メイク系の動画を調べたりして勉強しまし た。
第1話では、誠(原田)のことが苦手で目も合わせたくない状態なので、目線であったり顔の表情で不安な感じを出していました。お話が進むごとに心を徐々に開いていくので、誠との間の緊張感を少しずつ減らして、顔の表現や言葉の強さも含めて関係性を築けるようにしていきました。
――城さんと、翔の似ている部分、異なる部分を教えてください。
似ているところは、同じ年ぐらいの子より、どちらかというと年上の方が話しやすいですね。同じ年くらいの子だと話しかけるのに抵抗があって、自分から話しかけるのが苦手かも…。あと、家に結構ぬいぐるみがあって、パステルカラーのものも好きです。カワイイものが好きという点は一緒かなと思いました。
違う点はメイクをしたことがない。そういうところは違うかな。翔と違う点は、そこまでないという感じですね。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
多様性への理解が必要な今、この作品に携わることができて、改めて深く考えるきっかけとなりました。「自分自身が大切だよ」「自分の個性をなくしてはいけない」「ありのままの自分で生きていいんだよ」など、人に無理して合わせることもなく、自分らしさを出して生きてほしいというのを伝えたいです。