相次ぐ値上げラッシュの中、今まで値上がりしていた“あるもの”に変化が起きているといいます。
東京都内のスーパーを訪ねると…
お客さん:
大きくて値段安いですよ。ビックリです。
お客さん:
大きいと買っちゃう。
街の主婦が喜びの声を上げるのは、巨大化し安くなっている「野菜」について。
スーパーアキダイの秋葉弘道代表は…
スーパーアキダイ・秋葉弘道代表:
白菜が通常より一回り~二回り大きい状態。キャベツも今年は大きい。
ブロッコリーも今年は平均してみんな大きいです。
例えば白菜は通常、この段ボールに4株入った状態で入荷されるというが…
スーパーアキダイ・秋葉代表:
こうやって4個入るんですけど、当然入らないんですよ。はみだしちゃうので3個になっちゃう。
また価格についても、白菜、キャベツ、ブロッコリー共に流通量も増えているため安くなっているといい、例年は一玉194円のキャベツが170円に。
4分の1カットの白菜は例年は100円なのが73円に。
ブロッコリーも例年より2~3割安くなっているということです。
なぜ今、野菜のサイズが大きくなり、価格も下がっているのでしょうか?
茨城県で白菜を生産する農家の鈴木さんによると…
鈴木農園・鈴木弘晃さん:
暖冬が続いたりすると、露地野菜は大きくなる傾向にある。
(今年は)かなり白菜が大きくなっているなという印象を受けます。
通常のサイズと比べると、横幅が約1.5倍に見える白菜。
暖冬によって例年より生育が早く、収穫ができる大きさに前倒しで育っているといい、その結果、出荷量が増えるため価格低下にもつながっているといいます。
また鈴木さんによると「大きくなっても味に変わりはない」ということです。
暖冬によって巨大化し、安くなっているという野菜。
他にも農林水産省が発表した1月15日週の「商品価格動向調査(野菜)」ではトマトと大根も平年に比べて安くなっています。
暖冬の恩恵は旬を迎えたイチゴにも。
いちご狩りパーク久能屋の川島真由美さんによると…
いちご狩りパーク久能屋・川島真由美さん:
今年は暖冬のおかげで、実がたくさんついてくれていますので、この時期の昨年に比べると(収穫量が)2割増しくらいになっています。
例年より早いこの時期から既に客足が伸び始めているという静岡市のイチゴ農園。
暖冬によって途切れることなく実が生長しており、大きさや甘みが十分なイチゴがたくさんできているということです。
(「めざましテレビ」2024年1月25日 より)
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