桜田ひよりさんが、大好きな“食べること”について語りました。
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10月14日スタートの土ドラ『あたりのキッチン!』。
極度の人見知りでコミュニケーション能力ゼロだけれど、一度食べた料理は、食材から調味料の配合までぴったり的中できる“絶対味覚”を持つ大学生・辺清美(あたり・きよみ)が、料理を通じて成長していくハートフル“グルメ”ドラマです。
清美は「就活を前に自分を変えたい!」と、定食屋「阿吽」でアルバイトを始めたことで、料理を通じて周囲の人たちと気持ちを通わせていきます。
フジテレビュー‼は、主人公の清美を演じる桜田さんにインタビュー。役作りや作品の魅力、大好きな食べ物、スタイル維持の秘訣などを聞きました。
「気楽にやっていこうね」渡部篤郎の言葉に心が軽くなった
<桜田ひより インタビュー>
――原作を読んだ感想と、出演が決まったときの気持ちを聞かせてください。
とにかく、すごくおなかが空きました(笑)。凝った料理ではなく、身近にある食材で作る“家庭の味”のようなメニューが出てくるのですが、料理に対する熱い思いがとても印象的でした。
そのなかで描かれる人間関係や、清美がちょっとずつ成長していく姿に、自然と引き寄せられている自分がいました。
出演が決まったときは、純粋にうれしかったですし、コミック原作のドラマは久しぶりだったので、ワクワクとドキドキで胸がいっぱいになりました。
――清美はどんな人物ですか?
コミュニケーション能力がゼロですが、すごく努力家でまっすぐな女の子。そして、絶対的な味覚を持っていて、料理に対して人一倍強い思いを持っています。
――清美を演じる上で、役作りや工夫していることはありますか?
“コミュ力”ゼロだけど自分なりに伝えようと頑張っている清美を表現するために、「ここで目を見て、相手と目が合いそうになったらそらす」とか「挙動不審に目を泳がせる」とか「瞬きを多くする」など、いろいろと意識しながら演じています。また、清美は常に猫背なので、ずっと下を向きながら猫背の姿勢を保つようにしています。
私にとって初めて挑戦するようなお芝居が多く、目線ひとつとっても清美を象徴できるものがいくつもあるので、細かいところにすごく気を付けています。
――自身のコミュニケーション能力を数字で表すとしたら?
100点満点だったら、50点くらいだと思います。相手から話しかけられれば答えることはできるのですが、自分から話しかけるとか話題を振るのがすごく苦手なので。そういう意味では、50対50といった感じです。
でも、今作の現場では、ちょっとずつですけれど、いつもより自分から頑張って話しかけています。主演という責任感はありますが、みなさん、あたたかい方ばかりなので、気張らずに楽しく現場を作っていけたらいいなと思っています。
――定食屋「阿吽」の店主・中江善次郎を演じる渡部篤郎さんとの共演はいかがですか?
渡部さんは、すごく物腰が柔らかくて、仕事に対して真摯に向き合っている方だと思います。以前共演させていただいたときは一瞬だったんですけれど、今回はガッツリお芝居させていただけるので、すごくうれしいです。
渡部さんが撮影に入った初日に、「気楽にやっていこうね」と声をかけてくださって、そのひと言で心が軽くなりました。
やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい
――清美は“絶対味覚”を持っていますが、桜田さん自身のそういう能力があれば教えてください。
四葉のクローバーを見つけるのが早いです。中学時代、登下校のときに、よく四葉のクローバーを探していたのですが、その時に人よりも早く見つけられると気づきました。「あ、ここにも!ここにも!」くらいのペースで(笑)。
四葉のクローバーを見つけると、「ラッキー!」って、幸せな気持ちになれます。
――清美は、極度の人見知りを克服するためにアルバイトをします。自身は普段、新たな一歩を踏み出すときは、どんな気持ちになりますか?
私は、どんなことでも思い切りが大事だと思っています。迷っているうちに時間はどんどん過ぎてしまうので、怖くても一歩踏み出すべきだ、と。
だから、躊躇せずに、やれることは今のうちにやっておいたほうがいいし、伝えられることは伝えたほうがいい、という気持ちでいます。やらずに後悔するより、やって後悔したほうがいいと思うタイプなので、自分が選択したことに後悔はないと思っています。
――清美は料理が得意ですが、桜田さん自身は日頃、料理をしますか?
たまにします。家族に作ることが多いですね。得意料理はロールキャベツ。これから寒くなるので、出番も増えるんじゃないかなと思います。
ドラマの中には、おいしそうな料理がたくさん出てきて、料理への興味が広がりそうです。先日、カニカマ入りのだし巻き卵を作るシーンがあって、巻くのがすごく難しかったので、これは上手になりたいなと思いました。
台本には調味料や作り方も書かれているので、撮影が終わったら、登場した料理を少しずつ作ってみたいなと思っています。
食べることが大好き!ガッツリ系のロケ弁も「おいしい!」
――食べることは好きですか?
大好きです!ご飯が好きで、ご飯に合う料理はもちろん、甘いものしょっぱいものも、何でもおいしくいただきます。そういうところは清美に似ているかも(笑)。
スイーツも大好きで、特にチョコレートがお気に入りです。フルーツも大好き。これからの季節は柿がおいしくなるので、たくさん食べたいです。焼き芋も作ってみたいですね。
また、本作の撮影現場で出していただくお弁当がすごくおいしいんです。ご飯に合うガッツリ系で腹持ちがよくて。「本当においしいです!」って、声に出してしまったくらい、おいしいお弁当をいつも用意してくださいます。
――おいしく食べながら、どのようにスタイルを維持しているのですか?
食べたぶん、運動をしています。私は、食べたぶんだけ体についてしまう体質なのですが、よく「そう見えない」と言ってもらえるので、「努力している甲斐がある!」と自分を奮い立たせながら運動しています。
好きなものを食べるためなら運動は惜しまない、という精神で頑張っています(笑)。
――忙しい毎日のなか、“癒し”があれば教えてください。
食と愛犬です。愛犬は、毛並みがシルバーのティーカッププードルのオスで、アルクくんと言います。家に帰ると、ちぎれそうなくらい全力で尻尾を振って「おかえり!」と迎えてくれるので、それだけで1日の疲れや悩んでいたことが吹き飛ぶくらい癒されます。とてつもなくかわいいです(笑)。
食は、ご飯を食べることがストレス発散だし、息抜きできるポイントです。
――桜田さんは現在20歳ですが、どんな20代を過ごしたいですか?
5歳からこのお仕事を始めて、10代はいろいろなことを経験させていただきましたが、20代だからこそできるお仕事があると思います。
昨年は、木曜劇場『silent』(フジテレビ)に出演したことで、周りの方々から「見ているよ」と声をかけていただきました。監督からも「すごくいいドラマが作れたね」と言っていただき、私の人生において、ひとつの財産になりました。
20代は、役柄の幅もどんどん広がっていく大事な時期だと思うので、いろいろなことを吸収しながら素敵な作品とたくさん巡り合えたらいいなと思います。
――最後に、ドラマを楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
『あたりのキッチン!』を見ていただいたら、きっとお腹が空くと思います。お客さん1人ひとりに合わせた料理が出てくるので、そこから、登場人物それぞれが抱えている悩みに共感できたり、感じるものもあったりすると思います。
人の心に寄り添うドラマになっているので、清美の成長とともに、人のあたたかさにも注目していただきたいと思います。どうぞご覧ください。
撮影:島田香
取材・文:出口恭子
スタイリスト:星翔子
ヘアメイク:枝廣優綺
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