後藤威尊『キングダム』の好きなバトル第3位 「中華最強」かけた巨漢の“殴り合い” 蒙武VS汗明

後藤威尊が選ぶ『キングダム』の好きなバトル ベスト3、第3位は蒙武(もうぶ)VS汗明(かんめい)です。

蒙武 Ⓒ原泰久/集英社

多分、初めて聞いた方は本当に「何のこっちゃ」って感じかもしれないですけど、蒙武は主人公・信の味方側「秦」の将軍で、汗明は敵国「楚」の将軍です。2人ともめちゃくちゃパワー型の将軍なんですけど、この戦いが本当にやばいんですよ。

汗明 Ⓒ原泰久/集英社

後藤さんから溢れ出すキングダム愛…皆様、しばし見守ってあげて下さい笑。

まず蒙武VS汗明はどういう戦場だったかっていうと、この戦いで蒙武が負けたら「秦」自体が絶対終わる、みたいな戦いなんですよ。『キングダム』は中国が七つの国に分かれていた時代の話なんですけど、秦に他の六国が手を組んで攻め込むという、「もうどう考えても負けるに決まってるじゃん」「滅んじまうに決まってるじゃん」っていう状況の中での、秦No.1と楚No.1の力の持ち主の戦い。蒙武は今、秦でパワーNo.1の将軍ですけど、汗明はかつて秦のパワーNo.1だった大将軍を打ち負かしたことがあるぐらい強い。

いよいよ「蒙武いけんのか?」っていう状況なので、僕、一番最初に読んだ時に思ったんですけど「もう負けるやろこれ?」みたいな。相手の楚の汗明の方がなんかデカいし、仲間の迫力もすごいし、「絶対強すぎん?」みたいな感じで。秦一番のパワーと楚一番のパワー同士の戦いがもう本当に熱くて、やばいんですよ。

この作品での戦いの多くは刀で斬り合うんですけど、2人とも先端にお米の俵みたいなのが付いてるようなでっかい棍棒で殴り合うんです。お互いに肉ちぎりながら骨折れながらの戦いで、これどっちが勝つのか…っていう。お互い“思い”を背負ってるんで、本当に感動しましたね。