<トンツカタンお抹茶 コメント>

トンツカタンお抹茶

――決勝進出が決まった瞬間は、どう思いましたか?

マジて“き茶ったな”っていう感じでしたね。

前回大会で、「お抹茶決勝あるんじゃないか」と噂されてて。でも結局行けなくて、今回に向けて準備してきた1年間だったので。

予選の評判も結構良くて「これ、もしかしたらあるぞ」と思ってたら名前を呼ばれたので。マジて“き茶ったな”っていう感じです。

――芸歴制限撤廃を聞いたときの心境は?

本当に痺(しび)れましたね。芸歴制限があったら、お抹茶ラストイヤーだったので、有終の美を飾るつもりで一生懸命頑張ってたんですけど、まさか撤廃されて。

もし僕がオラオラ系だったら、抗議してたくらい「とんでもないことをしてくれたな!」と思ってたんですけど、過去最多のエントリー数で熾烈な戦いの中決勝に進めたのは、かなり自信になりました。

芸人として箔(はく)がついて、ひとつ格が上がったような感じがしたというか。予選で有名な方が落ちるとか盛り上がり方がすごくて、周りの『R-1』を見る目が例年と違ったので、すごいことが起きているなと感じていました。

――ファイナリストで唯一トリオに所属しています。相方の存在は大きいですか?

大きかったり、小さかったり(笑)。でももちろん、トリオでやってきたからこそ、ピンがこんなに自由にできるっていうのはあるので。

トリオなくしてお抹茶なしなので、そういう部分では感謝しています。相方の森本(晋太郎)には、「もう何してきてもいい」「スベってもいいから、思いっきりやってこい」って言われてるので、本当にスベりにいこうかなってくらいの気持ちでいます!

――“ピン”のお抹茶さんの魅力は?

むき出しのお抹茶を楽しんでもらえると思います!

普段からこういうこと言ったら面白いって考えるんですけど、トリオだとお抹茶以外の人間も介入してくるので。ピンは、本当にお抹茶がやりたいことをやります!ウケようがスベろうが、自分だけの責任なので!

――ファイナリスト9人を見ていかがですか?

とんでもないメンツの中に自分がいるんだ、という気持ちです。アマチュアのどくさいスイッチ企画さんがダークホースって言われてますけど、どくさいさんさえいなければお抹茶がダークホースだったのにな、とは思います。

せっかくダークホース面してあがってきたのに、まさかのどくさいさんもいたので。出番も僕のあとで、直接対決っぽい感じがするので、絶対に勝ちたいですね。

――ファイナリストの中で一番負けたくない人は?

やっぱりどくさいさんですかね。気になってYouTubeでネタを見たんですけど、めっちゃ面白くて!なんか負けちゃいそうって思いました(笑)。でも、これで勝ったら自信になりますし、勢いそのままいけそうなので、どくさいさんには勝ちたいです。

――ファイナリストの吉住さんとは同じ事務所です。

吉住は同じ事務所で芸歴も近くて、本当に昔から一緒にやってきて。いつの間にか、吉住だけどんどん上に行っちゃったんですけど、やっと会えたなっていう気持ちが大きいです。

周りが真空ジェシカさんとかでみんな売れていって会えなくなっちゃって。いつか会いたいなという気持ちで頑張ってきたので、『R-1』の舞台で吉住と会えるのは、すごくうれしいです。

今が人生のピークというか、本当いつ死んでもいいくらいで(笑)。3月9日までに死ねたら本望です。一旦、第1章を終わらせてもいいくらいの感じがしています。

――ファイナリストの寺田寛明さんとの関係も面白いですね。

本当マジでびっくりして!(決勝進出者発表会見で)僕の名前が呼ばれたときに、寺田さんが泣いちゃったみたいで(笑)。

たしかに、寺田さんは僕のことをずっと褒めて面白いって言ってくださってて、Threads(SNS)のプロフィールにも好きな芸人としてお抹茶の名前を書いてくれてて。

「めっちゃ好きじゃん!」と思ったんですけど、「泣くほど?」っていう驚きはありましたね。初めて決勝に行って純粋に喜びたかったんですけど、あんなに泣かれちゃったらね(笑)。「寺田さん、お抹茶が行ってよかったね!寺田さんおめでとう!」という気持ちになりました(笑)。

――自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?

誰とも被ってない、唯一無二のネタだと思っているので。起きているときに見る夢「白昼夢」をイメージしてネタを作っています。

――優勝したら出てみたい番組はありますか?

いろんな番組に出てみたいんですけど、『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビほか)みたいな散歩番組は昔からやってみたいと夢見ていました。逆にトーク系はお抹茶が一番苦手とする分野なので、そのときはすぐに相方を呼んで3人体制でやっていきたいです!

――自分にキャッチコピーをつけてください!

「逃げろ!お抹茶が来るぞ!」

――決勝の目標と意気込みを教えてください!

普段はトリオですが、ピン芸人じゃないかってくらい『R-1』にかけてやってきました。

みんながびっくりするくらいお抹茶色に染めたいと思っているので、ぜひとも、みなさん“お茶の間”で“お抹茶ください”(お待ちください)!

――最後に、トンツカタンお抹茶さんにとって『R-1グランプリ』とは?

「おまちゅり!」です!

トンツカタンお抹茶