<真矢ミキ コメント>
――出演が決まったときは、どう思いましたか?
田中(亮)監督の演出は『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(2020年)のときに、とても刺激的だったので純粋に楽しみです。
今まで警察、検事、弁護士、医師といろいろ演じてきましたが、いよいよ政治家、それも大臣ですかと。襟(えり)を正すような気持ちとともに、容易ではない世界に飛び込むぞという心です。
――真矢さん演じる、立花藍について教えてください。
立花の含みある物言いや行動は台本を読んでいても、問題集を解いているようです。
立花に入る前にまずは、政治家、大臣の一日、過去のコメント、国会答弁、派閥などについて調べ、今は政治に浸かっています。
根底に息づかせたいことは、はやりいろいろな意味でタフでなければと思います。可能でしたら、どこかのタイミングで、実際の女性大臣の方にお会いできればと思っております。
――主演の山下さんの印象や、共演で楽しみなことはありますか?
『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』という作品で、山下さんの母親で共演させていただきました。去年は同じ場面はなかったものの、海外制作ドラマもご一緒でご縁を感じています。
彼の成長は私が言うまでもなく、あの思春期のバスケをやっていた繊細な息子は、いまや懐かしく感じられるほど逞(たくま)しく大きく、私自身も鼓舞されております。今回、ときを経て何を感じられるのか楽しみです。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
温暖化による自然災害が、日本だけではなく世界で巻き起こる昨今。このドラマのメッセージはきっと多くの方々に響き、多くの方に立ち上がっていただけるのではないかと思えてなりません。