50代は「何事もいい方向に進められたら」
──今回26年ぶりの『GTO』復活で、反町さんご自身は本格的な俳優活動を始めて約30年となります。ここまで活動を続けてきた原動力は何ですか?
僕はもともとモデルをやっていましたが、そこからもうちょっと上を目指したいと思い、俳優をメインに活動するようになりました。そのときになぜ上を目指したのか、なぜ俳優だったのかというのは「いい車に乗りたい」「いいところに住みたい」という理由だったと思います。当時は19歳で若かったですから(笑)。
そうして始めたこの仕事ですが、さまざまな作品を通して勉強させていただきながら、違うステージに立てることが魅力だなと感じていて。
24歳の頃に『GTO』に出会い、その後もいろいろな作品に出会い、それがどんどんと経験として積み重なっていくなかで、幸いにも価値観が変化していく。それは、違う人を演じられたり、先輩方とたくさん出会ったりするなかで、人に対してものすごく敏感になるからというか。
多くのものを吸収して、価値観を変えていくことができることが新鮮で楽しく、この仕事を続けてきた原動力にもなっています。
──2023年12月で50歳になりましたが、野望や目指しているものはありますか?
20代でも、50代でも、60代になっても、年齢ではあまり変わらない気がしていますが…何事も“いい方向”に進められたらいいなと思っています。
自分自身がいい状態で、いい気持ちで、いろいろな人に対して接することができるように。改めて心がけて50代を過ごしていきたいです。
──最後に、『GTOリバイバル』の見どころ、ドラマを通して学生に伝えたいことを聞かせてください。
子どもは子どもの社会で生きていて、我々大人はそれをある程度尊重しなきゃいけないと思うんです。
子どもはみんな「この先どうやって生きていくんだろう」「大人の社会ってどんなものなんだろう」と不安もあるはずで。そんな不安の中でうまく生きていくほうが難しいですよね。大人なら、尊重し合って、意見を交わしながら、うまく中間をとっていきますけど、子どもはそう簡単にはいかないことも多いですから。
そうやって不安のなかで生きている子どもたちを尊重して見守りながらも、何か間違ったことをしていたり、ある一線を越えてしまったりしたら、そこは大人も入っていかなければいけない。それなのに、見て見ぬふりをすることは違う気がしていて。
鬼塚はその一線を超えていける人。そうやって愛情をもって接する姿を大事にしたいと思っていました。
今回、ある生徒に対して、つらくても自分から明るく前向きな言動をしていれば、きっといい方向に向かっていくということを伝えるシーンがあります。鬼塚=僕自身のメッセージとして入れさせていただいたセリフなので、その言葉をはじめ作品全体を通して何かヒントを得ていただけたらいいなと思っています。