田沼は失脚し、倫子と家治は束の間の安らぎを得る。だが、その時間は長くは続かなかった。

猿吉(本多力)の遺体が川であがり、その懐に遺書があったのだ。遺書には、倫子の子が流れるように毒を仕込んだのも、お知保(森川葵)の子・家基を池に落としたのも自分だと書かれていた。

お知保は、我が子を殺めるよう命じたのかとお品(西野七瀬)に詰め寄る。お品は猿吉を五菜として使っていたものの心当たりはないと言うが…。

大奥に吹き荒れる疑念の嵐に、家治は思案する。そして、総触れで家治は大奥の者たちに、お品を城から出すと言い渡した。

さらに、お品の子、貞次郎が亡くなったと言うではないか。自分の血筋を根絶やしにしようとする者は生涯許さないと、家治は怒りの気迫をみなぎらせる。

お品との悲しい別れに衝撃を隠せない倫子。そんな家治と倫子、大奥、さらには幕政に、定信はさらなる牙をむこうとしていた。

<最新放送回は、TVerFODで無料配信中!>

<【毎週更新】木曜劇場『大奥』あらすじ完全版まとめ>