5年後。江戸市中では、質素倹約で縛る定信の政策に民たちの不満が高まっていた。

倫子は定信を呼ぶ。そして、徳川御三家、御三卿に意見書を提出し、定信の罷免が決まったと申し渡す。定信が田沼に行ったことを、倫子は大奥の力で成し遂げたのだ。

まさかのことに驚く定信は、倫子に短刀を突きつけ、もし自分が徳川の世継ぎであったら、もっと違う未来になっていたのだろうかと問う。だが、微動だにせず「私の夫は、何があろうと家治公、ただお一人」と応じる倫子に、定信は力を失って去って行った。

さらに10年の月日を経て、元服した豊千代は家治の養子として迎えられ、第十一代将軍・家斉(鈴木福)となった。

倫子は浅光院(浅野ゆう子)に促され家治の墓前に参る。家治と過ごした日々を思い起こす倫子は、自分たちの娘・万寿姫が嫁ぐことを報告し…。

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