現場では、フェーン現象による熱中症によって多くの人が気分の悪さを訴えるようになり、早霧不在の医療班が対応に当たっていた。

そんな状況のなか、優吾が本部に依頼した調査で早霧が患者の自殺を止めようとして右手に怪我を負ってしまった過去を知るSDMメンバー。指揮車両にやってきた早霧に対し、晴原は自身も婚約者・園部灯(本田翼)を失った過去を話し、その先に残ったものは“命の重さ”と“目の前の命を救いたいという想い”だったと語る。

そしてもう治らない早霧の右手に対して「絶望の先に、最後に君の心に残るのは何だ?それを心に刻み、前に進め」と伝えた。

その頃避難所では、症状が悪化する要救助者が出てしまう。病院に行かなければ正確な診断ができず現場が混乱しているなか、彩は待機している早霧に無線で呼びかける。早霧は、晴原からの言葉と“命を救いたい”という思いを胸に要救助者の元へ向かった。

志賀以外の医療班チームは早霧に協力することを決意。早霧が加わることに反対し、自身のキャリアばかりを気にする志賀は園部からも“老害”と指摘されてしまい、怒りに身を任せ現場から出て行ってしまう。