<村瀬健(プロデュース )コメント>

今回、目黒蓮さん演じる夏に弟がいる設定にしようとなったとき、僕の頭には真っ先に木戸大聖さんの顔が浮かびました。

木戸さんのことがずっと気になっていたんです。去年の夏、うちの深夜ドラマ枠『火曜ACTION!』で放送された『僕たちの校内放送』を見て、木戸さんに惹(ひ)きつけられました。

木戸さんが演じた主人公がものすごく魅力的に感じましたし、彼が持っている圧倒的なキラキラ感に目が離せなくなりました。身も蓋(ふた)もないことを言いますが、「この子は絶対に売れる!」と思いました。

そのドラマで演じていたのが、高校生なだけで実際にはそんなに若くないということを後に知るのですが、とにかく僕は「売れてしまう前にこの子と仕事がしたい!」と思ったのです。

そして同時に、何の根拠もなくただただ感覚的に「木戸さんが映えるのは絶対に後輩もしくは弟だ!」と感じていたので、そういう役で一緒にやれたらいいな、と思っていました。

そんななか、今回の『海のはじまり』の企画が実現することになり、前述したように目黒さんの弟役を作ろうという話になったので、僕の中で「木戸さんしかない!」となり、すぐにお声がけをしました。

実際に会ってみた木戸さんは、映像で見た以上に魅力的で、“絶対に売れる”という感覚が確信に変わったことをよく覚えています。同時に、やっぱり“後輩感”、“弟感”を強く感じたので、直感通り、目黒さんの弟役をお願いすることにしました。

夏の弟・大和は、実は非常に複雑な家庭環境を持っています。でも、それを一切感じさせない明るさを持っており、何よりも、兄の夏に勝るとも劣らないやさしさを持った人です。

僕が木戸さんに感じたのも、そんな感覚でした。幼いころに大好きな母親を亡くしたという、海ちゃんと同じ境遇を抱えていながら、それを感じさせない明るさとやさしさを携えた大和という役を、木戸さんならきっと最高に魅力的に演じてくれると感じました。

実際には、木戸さんは目黒さんと同い年なのですが、その圧倒的ないい意味での“弟感”を生かして、この役を完璧に演じきってくれると信じています。きっと、みんな、大和くんのことが大好きになるはずです。