いくつになっても夢を持ち続けることの大切さを見てほしい

重厚な雰囲気で、イニングナイングループ社のCEO・櫻田誠一郎を演じた坂東彌十郎さん。

そのクランクアップは、多くのエキストラと一緒に観客席で試合を観戦し、大翔の闘いぶりを見守るシーンでした。

試合展開に合わせて喜んだり、じっと見つめたりする様子は、野球をこよなく愛する彌十郎そのもの。

監督から「カット!」の声がかかり、花束を渡されると、うれしそうにスタッフやエキストラにも挨拶をする様子が印象的でした。

櫻田誠一郎(坂東彌十郎) ©東海テレビ FOD

<坂東彌十郎 コメント>

坂東彌十郎

ドラマの中で、バントもキャッチボールもできて、終始楽しみながら撮影することができました。

大変だったことといえば、意外とモノローグのシーンが多くて、ずっと一人で喋っていたときくらいかなぁ。ずっと舞台に立ってきたので、声が大きめなんです。

映像作品では、抑えてセリフを言おうと思うのですが、このドラマは気持ちが高ぶる場面が多かったからか、気づくと声が大きくなってしまって…。

でも、スタッフのみなさんの支えもあったし、とても演じやすい現場でしたね。

櫻田誠一郎は、野球を愛し、自分の周りの人やその家族のことを考え、行動する人物。最終的に『プロ野球チームを作ろう』と言い出すので、ちょっと荒唐無稽と思われるかもしれません。

でも、年を経てからも、そういう夢を持ち続けることの大切さを、ぜひ見ていただきたいですね。